新型ライズを購入すると迷うのが
ということではないでしょうか。車を買うのは人生の中でも1大イベント。新型ライズのグレード選びでは絶対失敗したくないですよね。
実はここで失敗してしまうと、最低5年は残念な気持ちのまま、ドライブをする羽目になります。一般の人なら車を購入した後、5年は乗り続けますから、この呪縛から逃れるのは5年以上先。
ドラクエのように神父さんが、こういう呪いも解いてくれればいいんですけど。
よくある失敗は安さにつられて、下位グレードを選んでしまうケース。納車直後は欲しかったライズが手に入り、うれしさMAXなんですが1~2週間ほどたったぐらいから
「衝突回避支援ブレーキ機能がなくて不安…」
「純正の17インチアルミホイールが良かったかも…」
「LEDフロントシーケンシャルターンランプがカッコよく見える…」
など色々気になることが出てくることが多い。こうなってしまうと
と思えてきてしまいます。これだけは絶対に避けたいですよね。
購入後に反省しても取り返しがつかないですからね。そう、あのカイジのように猛省してはダメなんです!自分も地下では焼鳥と缶ビールで豪遊しちゃいそうですケド。
よく一緒に読まれている記事
» ライズの値引き相場・限界 New!
» ライズの口コミ評価
» ライズの実際の燃費は?
» ライズ グレードの違いは?
» ライズのおすすめオプション
» ライズの人気カラーランキング
新型ライズでおすすめのグレードはZ!グレード別に徹底比較した
では、グレード選びで失敗しないために私が何をやったかというとズバリ比較です。
結局は地道にこれをやって違いがどこにあるのか比較していくしかないと思うんですよね。雑誌とかネットにこれがオススメみたいなことが書いてありますが、やっぱり自分でやってみないと失敗すると思うんです。
たとえば、よくある話が寒冷地仕様。実はあれをつけるだけで、サイドミラーは凍らなくなり、燃費も向上する優れもの。ですが、その情報はカタログの片隅にポツンと書いてあるだけ。じっくり読まない人は絶対に見落とすレベルです。もちろん後付けは出来ない。
車の購入ってこういう罠が潜んでいることが多いので、グレードもしっかり自分で比較しないとカイジのように猛省が待っています。
トヨタ新型ライズ全4グレード価格の一覧。コンパクトSUVでは平均的な価格
新型ライズの各グレードの新車価格一覧です。
1Lガソリンターボ | |
グレード(2WD) | 価格(税込) |
X | 168万円 |
X”S” | 175万円 |
G | 190万円 |
Z | 206万円 |
※4WD車は約22万円〜24万円高
新型ライズのグレードは全部で4つ。エンジンは1種類だけなので、4つのグレードから選ぶだけですが、しっかり比べないと後悔することになってしまいます。
ちなみにライズの価格帯は168万円〜228万円。ライバルの新車価格とちょっと比較してみました。
スズキ・クロスビー:180万円〜223万円
(1Lマイルドハイブリッドターボ)
ライバルのクロスビーよりも最廉価グレードの価格が安いですが、上級グレードはライズの方がやや高い感じですね。5ナンバー小型SUVクラスでは平均的な価格帯だと思います。
そんな新型ライズですが、値引き次第では安く買うことも可能なので購入を考えている人はこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒トヨタ新型ライズの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?
購入候補はX”S”とZ
私がライズの購入候補として選んだのはX”S”とZです。
その理由は3つあります。
予算内で購入できそう
私が新車を買うのに出せる予算は250万円。
全てのグレードはオプションや諸費用込みでも、予算に収まりそうです。となれば最上級グレードのZも候補に入ってきます。
ちなみに同じ260万円だと、クロスビーが買えます。ですが、広い室内空間や1クラス上でも遜色ない迫力あるエクステリアや、質感の高い内装を考えるとライズの方が断然いいと思いますね。
X”S”でも安全装備は標準でも充実している
車に乗るならできるだけ快適かつ安全に乗りたいところ。そこで各グレード間で安全装備の比較をしてみました。
すると結果は安いグレードのX”S”でもほぼ同じ。最廉価のXとなるとほとんどついてついてきませんが、その一つ上のX”S”なら上級グレードとほとんど変わらない安全装備がついてきます。
これならX”S”以上のグレードで良さそうですね。
Gは割高なので外した
一番高いZの下にGグレードがありますが、このGグレードは装備が中途半端で割高に感じたので外しました。これがそのGとZの装備を比較してみた結果です。
装備 | G | Z |
17インチアルミホイール | 16インチ | ◯ |
LEDフロントシーケンシャル ターンランプ |
– | ◯ |
LEDイルミネーション ランプ |
– | ◯ |
アダプティブ ドライビングビーム (ADB) |
オート ハイビーム |
◯ |
アダプティブ クルーズコントロール (ACC) |
– | ◯ |
レーンキープ コントロール |
– | ◯ |
本革巻ステアリング ホイール |
ウレタン (シルバー塗装付) |
◯ |
運転席・助手席 シートヒーター |
● (1、2※) |
◯ |
フロントドア アームレスト |
◯ | ソフトパッド |
1※オプション設定
2※4WD車は標準装備
主な装備の違いは9点。
Gだとアルミホイールは16インチな上に、フロントシーケンシャルターンランプがついてきません。これがないとエクステリアが少し物足りない感じになります。
また、クルーズコントロールや運転席・助手席シートヒーターといった快適装備もGにはついてきません。
内装もハンドルがウレタンだったり、ソフトパッドを使用していなかったりするので、Zに比べるとかなり安っぽく感じるんですよね。
これだけ装備の違いがあるのにZより16万円しか安くないので、これなら中途半端なGを選ぶ理由はないかなぁと思いますね。
駆動方式は燃費のよい2WDを選択
新型ライズの駆動方式は2WDと4WD。
項目 | Z | |
駆動方式 | 2WD | 4WD |
車体重量 | 980kg | 1,050kg |
カタログ燃費 [JC08] |
22.8km/L | 21.2km/L |
価格差: | – | +22万円 |
2WDと4WDの主な違いはこの3点。雪道などでの発進を考慮すると4WDの方が良いと思います。
しかし4WDとなると重量が2WD車より70kgも重くなるので、4WDの方がコーナーでのロールが少し大きくなったり、燃費も少し悪くなる傾向があります。
22万円も価格がプラスされることを考えると、「4WDでないと生活に困る!」という人以外は2WD車でいいと思いますね。
違いはどこ?ライズのX”S”とZを徹底比較
購入候補はライズのX”S”とZ。
価格の高いZの方が装備が充実してそうですが、実際に買うなら少しでも安く買いたいところです。
そこで、
- 外装
- 快適装備・安全装備
- 内装
この3点をオプション込みで比較し、価格の安いX”S”でも満足できそうかチェックしてみました。
X”S”の外装では満足できなさそう
左がX”S”で右がZです。主な外装装備の違いは7点。
<外装装備>
外装装備 | X”S” | Z |
17インチアルミホイール | 16インチ スチール |
◯ |
アウトサイド ドアハンドル |
カラード | メッキ |
バックドア ガーニッシュ |
ブラック | 艶あり黒塗装 |
ウインドシールド グリーンガラス |
UVカットのみ | UVカット+ IRカット |
グリーンガラス (フロントドア) |
UVカットのみ | スーパーUVカット |
LEDフロントシーケンシャル ターンランプ |
– | ◯ |
LEDフォグランプ | ●(※) | ◯ |
※オプション設定
X”S”とZの外装で特に目立つのはホイール。X”S”は16インチスチールホイールですが、Zは17インチアルミホイールなのでかなりスポーティでカッコよく見えます。
また、フロントが流れるウインカーとなっていることも、かなり惹かれる点ですね。
その他フロントガラスにIRカット機能がプラスされており、肌が敏感な人にも優しい装備がついています。これだけの内容ならX”S”の装備では満足できなさそうですね。
X”S”の快適・安全装備でも満足できそう
主な快適・安全装備の違いは5点です。
<快適・安全装備>
快適・安全装備 | X”S” | Z |
衝突回避支援ブレーキ機能 (対車両・対歩行者) |
◯ | ◯ |
車線逸脱抑制制御機能 | ◯ | ◯ |
アダプティブ ドライビングビーム [ADB] |
オート ハイビーム |
◯ |
アダプティブ クルーズコントロール [ACC] |
– | ◯ |
レーンキープコントロール [LKC] |
– | ◯ |
スマートパノラマ パーキングアシスト (駐車支援システム) |
– | ●(1、2※) |
エアコン | マニュアル | オート |
1※オプション設定
2※2WD車のみ
パッと見はZの方が沢山ついているように見えますが、安全運転に重要な衝撃回避支援ブレーキ機能や車線逸脱抑制制御機能といったスマートアシストは、X”S”でも一通りついてきます。
衝突回避支援ブレーキ機能は、先行車や歩行者との衝突の危険が高まった際に作動。つい脇見をしてしまったり、前方の確認が遅れてしまった時に自動ブレーキをかけてくれるので、被害を抑えることができます。
ただ、アダプティブクルーズコントロールやオートエアコンといった快適装備はX”S”にはついてきません。しかし、街中中心に使うならクルーズコントロールは不要ですしマニュアルエアコンでも十分です。
なので、X”S”の快適・安全装備でも満足できると思いますね。
X”S”の内装だと不満に感じそう
<内装装備>
内装装備 | X”S” | Z |
ステアリング ホイール |
ウレタン | 本革巻 |
シフトノブ | ◯ | 本革巻 |
LEDデジタルスピードメーター+ 7インチTFTカラー液晶ディスプレイ |
オプティトロンメーター | ◯ |
ファブリックシート表皮 | ◯ | レッドパイピング (前席) |
フロントドアアームレスト | ◯ | ソフトパッド |
センターレジスターリング | ブラック | シルバー塗装 |
センターコンソールボックス | アームレスト付 | ソフトパッド アームレスト付 |
運転席・助手席シートヒーター | ●(1、2※) | ◯ |
1※オプション設定
2※4WD車は標準装備
シートはレッドパイピングでカッコいいですし、ステアリングホイールやシフトノブは本革巻。さらにフロントドアアームレストやセンターコンソールボックスはソフトパッドがついていたりと、高級感があります。
シートヒーターもX”S”にはついてきませんが、これはオプションで追加することはできます。
質感の差が大きいので、X”S”だと満足できなさそうですね。
新型ライズでおすすめグレードはZ
- 総合評価
総合評価 X”S” Z 見た目 × ◯ 快適・安全装備 ◯ ◯ 内装 × ◯
新型ライズのX”S”とZの装備を比較した結果、X”S”だと不満がでそうです。
でも衝撃回避支援ブレーキ機能や車線逸脱抑制制御機能といった、安全装備がついていて安全装備は満足できそうでした。ですが、X”S”だと外装や内装がショボすぎて買う気にならなかったんですよね。特に
- 17インチアルミホイール(外装装備)
- LEDフロントシーケンシャルターンランプ(外装装備)
- ファブリックシート表皮・前席レッドパイピング(内装装備)
- ソフトパッド付フロントドアアームレスト(内装装備)
このあたりの外装装備と内装装備がついてきません。オプション設定もなし。なので不満が出そうなX”S”よりZが買いかなぁと思いますね。
ただ、街中中心で外装や内装にはこだわりがないなら、X”S”を選んだ方が費用も抑えられて良いと思います。
私はZにしかついてこない装備が欲しいと思ったので、全部ついているZを最初から選んだ方が良さそうです。
新型ライズで売れている人気グレードはどれ?ランキングを発表!
ライズの価格や装備以外に、実際に売れているグレードもグレード選びでは参考にしたいところ。
そこで、私が実際の販売データから調べた、実際に売れているグレードのランキングを発表したいと思います。
調査した台数は209台。傾向を見るには十分な数字です。
トヨタ新型ライズで売れているのはZ
グレードランキングの発表です。
順位 | グレード | 販売台数 | 割合 |
1位 | Z | 151台 | 72.3% |
2位 | X”S” | 32台 | 15.3% |
3位 | G | 17台 | 8.1% |
4位 | X | 9台 | 4.3% |
売れているのはZ。2位のX”S”とは119台もの差があります。続いてG、Xグレードという順位。
新型ライズでは装備が充実していないグレードは割高と考えているので、装備が充実しているZに人気が集中しているようです。
新型ライズを安く買うには?
新型ライズを安く買うと思うと重要になってくるのは値引きです。
ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…
値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い
ということです。
この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際に新型ライズを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。
⇒トヨタ新型ライズの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?