車を動かすため必要不可欠なバッテリー。いざ交換するとなると、工賃がかかり思わぬ出費になってしまいます。
ですが、それも自分でやってしまえば無料ですから、
「バッテリーの交換方法が知りたい!」
と考える人も多いのではないでしょうか。
バッテリー交換と聞くと、大変そう、失敗しそうというイメージがありますが、意外とセルフでもやればできるものです。
このページでは車に詳しくない人でも簡単にバッテリー交換できるよう、手順を紹介したいと思います。
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DIYのバッテリー交換で失敗したくないなら道具の準備が大事!
バッテリー交換の準備で用意すべき道具は
- 新しいバッテリー
- ゴム手袋
- スパナ
- 保護メガネ
- 1時間程度の時間
この5つ。作業を始めてから、あれがないこれがないと慌てると交換の失敗になりかねません。しっかり準備をしましょう。
バッテリーは国内メーカーで安いものがオススメ
準備で一番悩ましいのが、新しいバッテリーの準備ですよね。いろんなサイズがありますし、価格やメーカーも様々。
実はこれ答えがあって
- サイズは今と同じ
- メーカーは国内
これだけ条件を満たしていれば安いものでもOKです。下手にサイズを変更すると、収まらなかったり、変な隙間ができてしまいますからね。
メーカーは国内の名の知れたところであれば大差はありません。ただ、安すぎるものは中国産である可能性があるので、そういうのは避けたほうが良いでしょう。
ゴム手袋は100均のでOK!軍手でも代用は可能
出典:https://item.rakuten.co.jp/
バッテリー交換では感電する可能性もありますから、ゴムタイプの手袋をして作業をすることをオススメします。
もし作業用の手袋がなければ、100均やスーパーにあるものでもOKです。ただ、「薄手」タイプのものは破れやすいので、「厚手」タイプのものを選ぶと良いでしょう。
軍手でも電気は通さないので代用は可能ですが、より安全に作業するにはゴム手袋でしょうね。
必要な工具はスパナのみ。大きさは10mm
出典:https://item.rakuten.co.jp/
スパナのサイズはいろいろありますが、用意すべきは10mmのもの。
国産車であれば、ボルトやボルトナットは10mmが使われていますからね。たまに12mmを使っている車種もあるので、10mmと12mmの付いた両口スパナがBESTです。
また、バッテリーからの感電を防ぐために「ショート防止タイプ」のスパナも販売されています。ゴム手袋もしているので、そこまで気にすることはないですが、より安全に作業したい方は、「ショート防止タイプ」がオススメです。
保護メガネでバッテリーから目を守る?
出典:https://item.rakuten.co.jp/
保護メガネはバッテリーから目を守るために使用します。
「おいおい、バッテリ交換に保護メガネはないだろう」
と思ったあなた。バッテリーの液体って実は硫酸なんです。これが飛び出てきて目に付いたら失明の可能性だってありますよ。
新しいバッテリーから液体が漏れ出てくることは考えにくいですが、古いバッテリーは劣化しているので、液漏れがあるかもしれません。
万が一のために、目を保護しておいて損はないでしょう。
車のバッテリー交換をするには1時間が目安
初めてバッテリー交換をするなら、1時間は時間を確保しておいた方が良いでしょう。
作業自体は30分もかからないものですが、初めてやるとなると慎重に作業をすると思うので、倍の1時間が作業完了までの目安になります。
焦ってやると、作業は失敗しやすいので、時間に余裕のある時に作業をすることをオススメします。
車のバッテリー交換手順・やり方
バッテリーの交換手順は
- エンジン・ライトのOFF
- メモリーのバックアップ
- バッテリーの取り外し
- バッテリーの取り付け
- 動作確認
この5つ。どれも難しい作業はありません。スパナさえ使えれば、だれでも作業は可能です。
作業中に注意点も手順に盛り込んでみたので、参考にしてみてください。
エンジン・ライトのOFF
バッテリー交換を始める前には必ず、エンジンを切る必要があります。かけたままだと、ショートしてかなり危険です。
電源を切ればナビや時計などはOFFになりますが、室内灯やヘッドライトを消し忘れていないかチェックしてください。ついたままだと、故障の原因になりますからね。
メモリーのバックアップが失敗を防ぐ
バッテリー交換時、バッテリーを外すと時計やオーディオ・ナビゲーションの設定などがリセットされてしまいます。
実はバッテリー交換で一番多い失敗がこれなんです。バッテリー交換後にエンジンをかけたときに
「やっちまった・・・」
と頭を抱えるケースが後を絶ちません。
設定を全部やり直すのはかなり面倒ですが、バックアップ用の電源を使えばそれを防ぐことかできます。
バックアップ用の電源はいろいろ売られていますが、一番簡単なのはシガーソケットタイプでしょうね。作業中さしておくだけなので、難しい接続はありません。
バッテリーの取り外し
バッテリーの取り外しで注意しなければならないことは
マイナスから外すこと!
です。間違ってプラスから外してしまうと、ショートする可能性もあるので、ここは絶対に間違わないようにしましょう。
#バッテリーの取り外し手順
No | 手順 |
1 | マイナス端子ケーブルを外す |
2 | プラスの端子ケーブルを外す |
3 | バッテリーを固定している器具を外す |
4 | バッテリーを台から取り外す |
バッテリーの取り付け
取り付けは、外した手順の逆をやるだけです。逆なので取り付けの場合は必ず
プラスから付ける!
これだけは間違わないように。マイナスからだとショートする原因になります。
#バッテリーの取り付け手順
No | 手順 |
1 | バッテリーを器具で台に固定 |
2 | プラス端子キャップを外しケーブルの取り付け |
3 | マイナス端子キャップを外しケーブルの取り付け |
4 | メモリーバックアップを外す |
エンジンをかけて動作チェック
作業が完了したら、動作するかチェックしましょう。
- エンジンがかかるか
- ナビ、オーディオ
- ヘッドライト、室内灯
これだけチェックして問題なければ、バッテリー交換は成功です。
ですが、実はバッテリー交換はこれで終わりではないんです。
交換したバッテリーの処分方法
バッテリー交換後は交換した古いバッテリーを処分する必要があります。
「不燃物のゴミで出せばいいか・・・」
と思う人もいるかもしれませんが、車のバッテリーは、
自治体が回収してくれません!
なので、捨てるとなるとめちゃくちゃ困るわけです。
大体の場合は購入店が回収してくれる
もし、購入したバッテリーがホームセンターやオートバックスなどのカー用品店ならば、古いバッテリーは無料で回収してくれるところが多いです。
手っ取り早いのがこの方法でしょうね。
購入するときに
「交換したバッテリーは引き取ってくれますか?」
と確認しておきましょう。確認されていない方は電話で聞いてみると良いと思います。
ネットで購入した場合も無料回収サービスがある
ネットで安く購入する場合でも、販売店によってはバッテリーを無料回収してくれるところもあります。
その時、問題になるのが送料です。安く買ったのに重たいバッテリーを送ろうと思うと1000円以上はかかっちゃいますからね。
ネットの販売店の中には
回収の送料も無料!
の店もあるので、そういう店で買った方がトータルコストを実は抑えられます。
ネットで購入してもオートバックスが回収してくれる?
ネットで買ったけど
「いやー、無料回収なんてやってなかった・・・」
と頭を抱えているあなた。オートバックスに問い合わせてみてください。
オートバックスでは古いバッテリーの無料回収をやっているところが実はあるんです。
実際に2〜3店舗に問い合わせてみたら
「無料で引きとってますよ!」
とのこと。
お店によって方針も違うと思うので、持ち込むときは電話確認してみたほうが良さそうです。
この記事のやり方を見てダメな方は・・・?
この記事を見て
「大変そう・・・」
「面倒だな」
「俺には無理!」
と感じた人は迷わず、ディーラーやオートバックスに持って行った方が良いです。
というもの工賃と言っても、特殊な車じゃなければ500円程ですから、失敗するリスク考えるとこのぐらいは払っていいと思いますね。
バッテリーを安く交換するには?
車は3〜5年も乗るとバッテリーが劣化してくるので交換が必要になります。
交換するときは
「バッテリーの値段っていくら?」
「工賃の費用は?」
「持ち込みでの工賃が知りたい」
「とにかく安く済ますにはどうしたらいい?」
など気になると思います。
こちらの記事では安くバッテリー交換をするノウハウをまとめてあるので参考にしてみてください。
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