2019年7月にフルモデルチェンジしたダイハツの新型タント。
購入を考えている人は、グレード選びで悩んでいないでしょうか。 特に
- スマートアシストは付けるべきか?
- 各グレードの違いはどこ?
- X”スペシャル”グレードはどうなのか?
このあたりが悩みどころだと思うので、価格、燃費、装備など1つ1つ比較してみました!
人気はXスペシャルなんですが、比較してみてなぜ人気なのかもわかったので紹介したいと思います。
また、グレード選びでは売れ筋グレードも参考になると思うので、独自調査した人気グレードのランキングも合わせて紹介していきます。
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タントのグレード一覧
グレード | 価格 |
X ターボ | 1,490,500円 |
X | 1,408,000円 |
X “スペシャル” | 1,342,000円 |
L | 1,243,000円 |
X ターボ 4WD | 1,765,500円 |
X 4WD | 1,534,500円 |
X “スペシャル” 4WD | 1,468,500円 |
L 4WD | 1,369,500円 |
人気グレードを検索することはできる?
タントでどのグレードが人気なのかは、ダイハツの公式ホームページでは公開していないため、残念ながら検索しても出てこないのが現状です。
人気のバロメーターとしては、
「どれだけ売れているのか?」
だと思います。コチラについてはこの記事の最後で売れているグレードをランキング化して公開しているので、そちらを参考にしてもらえればと思います。検索するよりもこれを確認した方が手っ取り早いでしょう。
L(スマートアシスト非装着車)はやめたほうが良いかも
出典:https://www.daihatsu.co.jp/
スマートアシスト
対象グレード:L(スマートアシスト非装着車)
価格:¥99,000[税込]
まず、私が最初に悩んだのはスマートアシスト付きのグレードにするかどうかです。
これを決めるのに、安全装備の内容、価格差を確認したところ、1つの答えが出ました。
事故を防ぎたいならスマートアシストはタントに必須!
スマートアシストとは、運転中の「ヒヤッと」とするシーンの回避をしてくれる装備のことです。以下の装備が付いてきます。
スマートアシストの主な機能 | 内容 |
衝突警報機能・回避支援 ブレーキ機能(対車両・対歩行者) |
前方の車両や歩行者と衝突の危険性があると判断した場合に注意喚起。 さらに危険性が高まった場合には緊急ブレーキが作動。 |
車線逸脱警報 逸脱抑制制御機能 |
約60km/h以上で走行中、道路上の車線から逸脱しそうになるとドライバーへ注意喚起し、 車線内に戻すようハンドル操作をアシスト。 |
ブレーキ制御付 誤発進抑制機能 (前方・後方) |
約10km/h以下で障害物を認識後、アクセルペダルを強く踏み込んだ場合にエンジン出力を抑制し注意喚起。 さらに障害物にs衝突する危険性があるとブレーキ制御が作動。 |
先行車発進 お知らせ機能 |
信号待ちなどで前のクルマが発進したことに気づかない時、警報とメーター内表示でお知らせ。 |
スマートアシストには、前の車にぶつかりそうになった時、ブザーや点滅で衝突の危険を知らせてくれる機能があります。また、信号待ちで前の車が進んでも気づかない時、進んだことを知らせてくれる機能も付いています。他の装備も事故を防ぐのに役立ちそうです。
このような安全装備によって、事故を未然に防ぐことができれば、車の修理代を払わずに済みます。価格は高いですが1回でも防ぐことができれば元は取れます。
事故が起きてから後悔する前に、付けておきたい装備です。
グレードを徹底比較。LとXでは装備の違いが大きい
出典:https://www.daihatsu.co.jp/
次に、私が悩んだのはどのグレードにすべきかということです。Xターボ、X、L、それぞれの違いが色々ありますからね。
これ結論から言えば、パワースライドドアが欲しければX、不要なら安いLがベストだと思います。
いろいろグレードの違いを比較していくと最終的にはこの考えに行きました。比較したのは燃費、価格、エンジンスペック、装備。
これらの比較結果を紹介したいと思います。
新型タントの価格表をチェック。燃費はターボ車よりガソリン車(NA)の方が2km/L高い
まず初めに、燃費と価格を比較しました。
グレード(2WD) | 価格[税込] | 燃費(JC08) |
L | 1,342,000円 | 27.2km/L |
X | 1,490,500円 | 27.2km/L |
Xターボ | 1,644,500円 | 24.8km/L |
※4WDは約12万円高
燃費はガソリン車とターボ車で異なっており、ガソリン車の方が約2km/L高くなっています。また価格差の要因は、エンジンやグレードごとの装備にありそうです。
エンジンパワーはターボがパワフルだが、街中を走るならガソリン車(NA)でも十分
エンジンスペック | ターボ | ガソリン |
グレード | Xターボ | X、L |
最高出力 | 64馬力 | 52馬力 |
最大トルク | 10.2kg・m | 6.1kg・m |
ターボの方がパワーとトルクともに高くなっています。登り坂や高速でも力強い加速をしてくれるので、ターボ車はストレスに感じることは少ないでしょう。
ですが、街中を走る分にはガソリン車(NA)でも周りの流れについていけるため、ガソリン車のパワーでも十分だと思いますね。
Lの標準装備でも必要な装備は付いている
まず、全グレードに標準で装備されている機能をチェックしてみました。
全グレードの標準装備 |
キーフリーシステム (Lはキーレスエントリー) |
アイドリングストップ |
スーパーUV&IRカットガラス(フロントウインドゥ) |
LEDヘッドランプ |
スモークドガラス (リヤドア/リヤクォーター/バックドアウインドゥ) |
格納式リヤドアサンシェード |
コーナーセンサー(フロント2個/リヤ2個) |
一番安いグレードのLでも、キーレスエントリーやアイドリングストップなど買い物や近場を回るのに必要な装備が付いていることが分かります。
さらにヘッドランプもLEDとなっており、夜道の視界も良いので安全運転がしやすくなっています。
Xターボ、Xは便利で豪華な装備がモリモリ
次に各グレードに付いている装備をチェックしました。※インテリアの差は含めていません。
装備 | Xターボ | X | L |
360度スーパーUV&IRカットガラス(1※) | ◯ | ◯ | – |
フードガーニッシュ | ◯ | ◯ | – |
TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ | ◯ | ◯ | – |
標識認識機能(進入禁止) | ◯ | ◯ | – |
パワースライドドア(左側) | ◯ | ◯ | – |
助手席イージークローザー | ◯ | ◯ | – |
スライドドアイージークローザー(左右) | ◯ | ◯ | – |
D assist切替ステアリングスイッチ | ◯ | ◯ | ●(2※) |
オートエアコン | ◯ | ◯ | マニュアル |
リヤヒーターダクト [右側/左側] |
◯ | ◯ | -(3※) |
1※フロントクォーター、フロントドア、リヤドア、リヤクォーター、バックドアウィンドウ
2※オプション設定
3※4WD車は標準装備
XターボとXの主な装備内容は同じですが、Lだと装備がかなり少ないです。
ここで考えなければいけないのは、これらの装備で何が必要なのか?
ということだと思います。次でXとLのグレードの装備についてもう少し深く考えてみました。
パワースライドドアは魅力的だが、街乗りならLグレードがベスト!
人気のXとLのグレードに付いている装備を比べました。
LとXの価格差は15万円です。
XにはTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイやオートエアコンなど魅力的な装備がそろっていますが、その中でも注目したいのは左側のパワースライドドアではないでしょうか。
やはりパワースライドドアがあると、使い勝手が良さそうですからね。
ただ、パワースライドドアはなくても特に問題があるわけではありません。大きな荷物をよく出し入れするなら必須だとは思いますが、一人で通勤に使う程度であればなくても全然困らないと思います。
結論はパワースライドドアが必要であればX。特になくても困らない人はLがベスト。
ちょっと極端ですが、XとLどちらにしようか悩んだときは参考してもらえればと思います。
Xスペシャルグレードはどうなのか?
新型タントには新たにXに追加されたスペシャルグレードがあります。
追加されたX”スペシャル”は予算内で少し気になるところだったので、素のXグレードと価格や装備と比較してみました。
これがX”スペシャル”とXグレードの価格と装備です。
グレード(2WD) | 価格[税込] |
Xスペシャル | 1,408,000円 |
X | 1,490,500円 |
価格差: | 82,500円 |
装備 | Xスペシャル (2WD) |
X(2WD) |
360°スーパーUV&IRカットガラス (フロントクォーター/フロントドア/ リヤドア/リヤクォーター/バックドアウインドゥ) |
UVカットガラス | ◯ |
運転席/助手席シートヒーター | – (1※) |
◯ |
チルトステアリング | ● (2※) |
◯ |
運転席シートリフター | – | ◯ |
格納式シートバックテーブル (運転席/助手席)&シートバックポケット(運転席) |
– | ◯ |
リヤヒーターダクト(右側/左側) | – (1※) |
◯ |
パワースライドドア(左側) | – | ◯ |
助手席イージークローザー | – | ◯ |
スライドドアイージークローザー(左右) | – | ◯ |
USBソケット(運転席・電源用一口) | – | ◯ |
1※4WDは標準装備
2※オプション設定
この10点の装備がXからXスペシャルは削減されているようです。Xとの価格差は約8万円しかないように思えますが、パワースライドドアとシートヒーター以外は細かい装備ばかりです。
X”スペシャル”はチルトステアリングしかオプションで追加することはできませんが、シートヒーターは社外品で補うことは可能です。それに左側パワースライドドアは無くても良いのであれば、8万円抑えられるX”スペシャル”の方が魅力的だと思いますね。
ただし、純正シートヒーターやパワースライドドアが欲しいと考えているのであれば、それを装備しているXの方がいいでしょう。多少高くなりますが、欲しい装備が全て手に入りますからね。
新型タントのおすすめグレードはXスペシャル!
出典:https://3des.daihatsu.co.jp/
XターボとX、X”スペシャル”、Lのそれぞれと比較した結果、新型タントでおすすめのグレードはX”スペシャル”です。理由をまとめると
- 装備が充実している
- 価格が安い
- 燃費が良い
- 街中を走るのに十分なパワーがある
この4つです。価格を抑えつつも、街乗りメインなら十分な性能や装備が付いています。
タントで売れている人気グレードはどれ?ランキングを発表!
グレードの人気販売台数ランキングです。
順位 | グレード | 販売台数 | シェア率 | 価格(2WD) |
1位 | L | 42台 | 37.5% | 134万 |
2位 | X”スペシャル” | 41台 | 36.6% | 141万 |
3位 | X | 23台 | 20.5% | 149万 |
4位 | Xターボ | 3台 | 2.7% | 164万 |
5位 | L (スマートアシスト非装着車) |
3台 | 2.7% | 124万 |
合計: | 112台 |
LとX”スペシャル”に人気が集まっています。安く買いたいと思う人はL。価格を抑えつつ便利さも求めている人はX”スペシャル”を選択しているようですね。
また、3位にはXがランクインしていますし、安さで選ぶ人と便利さで選ぶ人が多いようです。
タントを安く買うには?
新型タントを安く買うと思うと重要になってくるのは値引きです。
ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…
値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い
ということです。
この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際に新型タントを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。
⇒ダイハツタントの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?