車のバッテリーが上がったり劣化したりすると、充電が必要になりますが
「充電時間はどれぐらいなのか?」
と言っても答えはないんですよ。
なぜかというと、充電時間は充電器や充電方法によって全然時間が違うんですよ。5分で終わるケースもあれば10時間以上かかるケースもあり、充電時間ってかなりのツンデレちゃんなんです。
そこで、この記事ではよくありがちな
- バッテリー上がりからの復旧
- バッテリー上がりの防止(復旧後)
- 劣化したバッテリーの回復
これらのケースでどれだけの充電時間が必要か紹介したいと思います。というかこれ以外のケースはないので、この記事みれば充電時間のことはほぼ理解できると思います。
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バッテリー上がりは急速充電で約20分の充電時間が必要
車のバッテリーの充電で一番多いのが実はこれ。
まぁバッテリーの充電なんて、バッテリーが上がらないとしようと思わないですよね。
バッテリー上がりからの復旧の場合は、充電方法は2つあるので、それらの充電時間と注意点を紹介したいと思います。
他車とブースターケーブルでつなぐ場合は充電不要?
バッテリー上がりから復旧する場合、一番メジャーなやり方はこれですね。
ボンネットを開けて、他の車とバッテリー同士をケーブルでつなげ、エンジンかけるやつです。JAFを呼んでもこれで対応してくれます。
これは、「他車のバッテリー」を利用してエンジンをかけるので実は「自分の車のバッテリー」は充電する必要はないんです。「他車のバッテリー」が元気ならそれでエンジンがかかってしまうわけですからね。
ジャンプスターターでの急速充電は充電時間が約20分
ブースターケーブルと似て非なるものが、ジャンプスターター。
車のバッテリーがデッドになったときに使用する小型のデバイスです。これにより、バッテリーを一時的に起動して車を動かすことができます。
以下のステップに従って、ジャンプスタートを行います:
ジャンプスタートの手順:
- 車のエンジンをオフにします。
- ジャンプスターターの赤いクリップをバッテリーの「+」端子に、黒いクリップを「-」端子に接続します。
- ジャンプスターターをオンにします。
- 車のエンジンを起動します。
- エンジンが始動したら、クリップをバッテリーから外します。
注意:事前にジャンプスターターを充電しておき、安全に操作するよう心掛ける。
バッテリーの劣化から復活させるには10時間の普通充電が必要
バッテリー上がりを1度起こしたバッテリーは劣化しています。これを充電して復旧させる方法が普通充電です。
「普通の充電って何?」
って感じがしますが、ゆっくり充電すると思ってもらえれば理解はあっています。
車のバッテリーを安全に充電するには、とにかく
ゆっくり優しく!
これを間違えると、バッテリーが壊れてしまうので気を付けましょう。
普通充電にはバッテリーチャージャーを使用。料金は2000円程度
普通充電するにはバッテリーチャージャーと言われる、充電器が必要です。
オートバックスやイエローハットなどで、安いものだと2000円程度で売っています。ネットだともうちょっと安いですね。
やり方は、急速充電と同じように車のバッテリーとケーブルでつないで使用します。説明書を読めば難しいものではないので、自分で充電することも出来るレベルの作業です。
バッテリーを普通充電するとき充電時間を計算しても無駄!?
ゆっくり優しく充電するのが普通充電ですが、それだと
「おいおい、FULL充電までどれだけかかるの?」
というのが気になりますよね。これ
バッテリー容量÷1時間当たりの電流
という簡単な計算で出すことはできるものの・・・
実は全然あてにならないのですよ。
バッテリーの充電はバッテリーの状態や気温にめちゃくちゃ左右されるので、充電時間を計算しても、実際はその倍ぐらいかかることがザラにあるんです。
車のバッテリー充電時間の目安
充電時間の計算はあまり意味がありませんが、一応目安になる時間というのはあります。標準的な電流(*)で充電した場合、充電時間は以下のようになります。
*バッテリー容量の1割の電流
#車のバッテリーの充電時間
現在の電圧 | バッテリー残量 | 充電時間 | 充電方法 |
13.5V | 100% | – | – |
13.2V | 90% | 0時間45分 | 普通充電 |
12.9V | 80% | 2時間00分 | 普通充電 |
12.6V | 70% | 3時間15分 | 普通充電 |
12.3V | 60% | 4時間30分 | 普通充電 |
12.0V | 50% | 5時間45分 | 普通充電 |
11.7V | 40% | 5分(注1) | 急速充電 |
11.4V | 30% | 10分(注1) | 急速充電 |
11.1V | 20% | 15分(注1) | 急速充電 |
10.8V | 10% | 20分(注1) | 急速充電 |
10.5V | 0% | 20分(注1) | 急速充電 |
注1:50%までの充電時間
バッテリー上りが起こると、まずエンジンをかけるため12V程度まで急速充電で充電します。この状態からFULL充電までには約5〜6時間。これが目安になります。
ただし、バッテリーの状態や気温により、2倍ぐらいかかることはあるので
「10時間あれば終わるかな」
ぐらいで考えておくと気楽だと思いますよ。
車のバッテリーを走行やアイドリングで充電する場合は最低20分
充電器での充電は時間がかかるので、
「めんどくさい!」
と思う人も少なくないはず。
車のバッテリーは走行するだけでも充電されるので。必ずしも充電器が必要というわけではないです。
この場合の充電時間ですが、これも普通充電と同じく走り方やバッテリー残量次第なので予測できません。ただ、バッテリー上がりを起こさないために、どれだけ走ればいいのかというのは答えがあるので紹介したいと思います。
バッテリー上がりを起こした後は走行するだけではダメ!
バッテリー上がりから復旧した後は、バッテリーの電圧は低いので、エンジンを止めると再度バッテリーが上がる可能性があります。
これを防ぐために、復旧後はしばらく走行させて、バッテリーを充電させることをすると思います。ですが、実はこれだけだと、しばらくするとバッテリー上がりを起こす可能性が高いんです。
これは1度バッテリー上がりを起こすと、バッテリーの性能が落ちてしまっているから。性能が落ちてしまうと走行するだけでは十分に充電されないんです。この場合はしっかりと普通充電でFULL充電するか、新品のバッテリーへ交換する必要があるでしょう。
アイドリングだけでは車のバッテリーは充電されない
出典:https://www.silhouette-illust.com/
バッテリーはエンジンさえかかっていれば、充電されると思われがちですが、実は・・・
アイドリング程度では全然充電されません!
バッテリーをしっかり充電するには、エンジンを2000回転ぐらいでしばらく回してあげる必要があります。アイドリングではせいぜい500回転ぐらいしか回らないので、回転数が全然たりないんです。
ちなみに回転数を上げるために、空ぶかしを行えばバッテリーは充電されます。ただ、これを住宅街など人の多いところでやるとエンジン音がうるさいので、やめたほうが良いでしょうね。
週に1度、30分走らせることでバッテリー上がりを防ぐ
車のバッテリーは走らせると充電されるんですが、どれだけ走っても
FULL充電されたかどうかは分かりません
バッテリー残量はボンネットを開けて、テスターで測らないとわかりませんからね。
なので、走行させて充電する場合は、FULL充電ではなく、バッテリー上がりを防ぐことを目的とするべきでしょう。
そのためには、エンジン回転数2,000回転(時速50km程度のスピード)を目安に30分以上走ると良いです。頻度は週に1度。ちょっと遠くに買い物に出るぐらいで十分だと思います。
バッテリーを安く交換するには?
車は3〜5年も乗るとバッテリーが劣化してくるので交換が必要になります。
交換するときは
「バッテリーの値段っていくら?」
「工賃の費用は?」
「持ち込みでの工賃が知りたい」
「とにかく安く済ますにはどうしたらいい?」
など気になると思います。
こちらの記事では安くバッテリー交換をするノウハウをまとめてあるので参考にしてみてください。
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