スバルの新型フォレスターは価格帯が281万円〜310万円で、グレードによって新車価格は全然違います。なので、購入する時に
この辺りが悩みどころだと思います。
そこでこの記事では、新型フォレスターのどのグレードがおすすめなのか紹介したいと思います。
結果を先に言ってしまうと、おすすめなのはプレミアムです。
デザインや見た目が良い
安全・快適装備が充実
手ごろな価格
ハイブリッドだとパワー不足
理由はまとめるとこの4つ。詳しく知りたい人は記事の中でチェックしてもらえればと思います。
その他、独自調査した人気グレードのランキングも紹介しているので参考にしてみてください。
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フォレスターのグレード一覧
新型フォレスターのグレード一覧と価格表です。
フォレスター | |
グレード | 価格 |
Touring [2.5Lガソリン] |
281万円 |
X-BREAK [2.5Lガソリン] |
292万円 |
Premium [2.5Lガソリン] |
302万円 |
Advance [2.0Lマイルドハイブリッド] |
310万円 |
※全車AWD(4WD)のみで2WDの設定は無し
下位グレードと最上位グレードの価格差は約30万円。
安いグレードなら費用は抑えられますが、装備がしょぼくて後から
「あの装備がほしかった・・・」
ということはよくあります。
逆に高いグレードを選んでしまい
「割高だな・・・」
なんて感じることも。なので、各グレードの特徴はしっかりチェックして後悔のないようにすべきですね。
新型フォレスターで人気・売れ筋グレードは?ランキングを発表!
新型フォレスターの価格や装備以外に、実際に売れているグレードもグレード選びでは参考にしたいところ。
そこで、私が実際の販売データから調べた、実際に売れているグレードのランキングを発表したいと思います。
調査した台数は100台。少ないように感じますが、傾向を見るには十分な数字です。
スバル新型フォレスターで売れているのはAdvance
グレードランキングの発表です。
順位 | グレード | 販売台数 | 割合 |
1位 | Advance [2.0Lマイルドハイブリッド] |
51台 | 51% |
2位 | Premium [2.5Lガソリン] |
23台 | 23% |
3位 | X-BREAK [2.5Lガソリン] |
20台 | 20% |
4位 | Touring [2.5Lガソリン] |
6台 | 6% |
売れているのはAdvance。2位のPremiumとは28台の差があります。
エンジン別で見ると2.5Lガソリンが49%、マイルドハイブリッドが51%という結果に。フォレスターはどちらのエンジンも同じくらい人気があるようです。
フォレスターを購入するならTouringとPremiumがオススメ!その理由は?
フォレスターを購入するならTouringかPremiumがおすすめです。
ガソリン車だと価格が安い
ハイブリッド車を選ぶと価格は高いですが、ツーリングやプレミアム等の2.5Lガソリン車の全てのグレードは諸費用込みで350万円以下。値引き次第では320~330万円程度での購入も可能です。
ちなみに同じ350万円だと、CX-5やエクストレイルが購入可能。しかし、雨天時や雪道での走行性能の高さや、安全装備が充実していることを考えるとフォレスターの方がコスパは良さそうです。
違いはどこ?新型フォレスターのTouringとPremiumを徹底比較
おすすめのTouringとPremiumを比較しました。
価格の高いPremiumの方が装備は充実してそうですが、実際に買うなら少しでも安く買いたいところです。
そこで、
- 外装
- 快適装備・安全装備
- 内装
この3点をオプション込みで比較し、価格の安いTouringでも満足できそうかチェックしてみました。
外装はPremiumの装備が充実。Touringだと不満に感じる
左がTouringで右がPremiumです。主な外装装備の違いは5点あります。
外装装備 | Touring | Premium |
アルミホイール | 17インチ | 18インチ |
フロント フォグランプ |
◯ | LED |
光輝ウインドゥ モール |
– | ◯ |
リバース連動 ドアミラー |
●(1※) | ◯ |
ドアミラーメモリー &オート格納機能 |
●(1※) | ◯ |
1※セットオプション
Touringは17インチアルミホイールが装備されていて、ちょっと貧相な雰囲気。
一方でPremiumはアルミホイールが18インチとなり、ウインドゥモールは光輝になるので引き締まって見えますね。さらにフォグランプもLEDになるため、視界不良の場面では視認性も良くなるんです。
Premiumの外装装備の方が魅力的なので、Touringだと不満に感じそうです。
Touringの快適・安全装備だと不満を感じる
快適・安全装備の主な違いは7点です。
快適・安全装備 | Touring | Premium |
フルオート エアコン |
3連ダイヤル タイプ |
2連ダイヤル タイプ |
キーレスアクセス& プッシュスタート |
●(1※) | ◯ |
シートヒーター (運転席+助手席) |
◯ | 3段階温度 調整機能付 |
運転席&助手席 8ウェイパワーシート |
●(1※) | ◯ |
アクセスキー対応 運転席シートポジション メモリー機能 |
●(1※) | ◯ |
アイサイト コアテクノロジー |
◯ | ◯ |
アイサイトセイフティ+ (運転支援) |
●(2※) | ◯ |
アイサイトセイフティ+ (視界拡張) |
●(2※) | ●(2※) |
1※セットオプション
2※オプション設定
特に欲しい装備はアイサイトセイフティ+運転支援。これがあると駐車場での後退時や、走行中に後側方から接近する車両との衝突を防ぐのに効果的なんです。
とくに後側方はドアミラーからは死角になりやすく、速度差の大きい高速道路で車線変更時に接触すると命を落とす大事故になりかねません。
そんな時にアイサイトセーフティ+運転支援がついていれば安心。後側方から近づいてくる車両を検知し、注意を促してくれるので事故を抑えてくれます。
Premiumはこの他にもパワーシートなどの快適装備が充実しているので、Touringの快適・安全装備だと不満を感じそうです。
内装はTouringとPremiumに大差はない
内装装備の違いはこの3点です。
内装装備 | Touring | Premium |
インパネ 加飾パネル |
シルバー塗装 | パンチング メタル調 |
シート材質 (ファブリック /トリコット+合成皮革) |
Touring用 | Premium用 (※) |
アルミパッド付 スポーツペダル |
– | ◯ |
※オプションで本革シートに変更可能
TouringとPremiumの内装にほとんど大差はありません。アルミパッド付スポーツペダルはPremiumに装備されていますが、Touringにも社外品で補えます。なので、Touringの内装でも満足できそうです。
新型フォレスターでおすすめグレードはPremium
総合評価 | Touring | Premium |
外装装備 | △ | ◯ |
快適・安全装備 | △ | ◯ |
内装装備 | ◯ | ◯ |
新型フォレスターのTouringとPremiumを比較した結果、Touringだと不満に感じそうです。
Touringでも内装に大差はありません。一方で
- 18インチアルミホイール(外装装備)
- アイサイトセイフティ+運転支援(快適・安全装備)
- 運転席&助手席パワーシート(快適・安全装備)
これらはTouringに標準装備されていません。アイサイトセイフティ+運転支援とパワーシートはオプションで装着可能ですが、全て欲しいならPremiumを選んだ方がよいでしょう。欲しい装備が全部手に入りますし、安く済みますからね。
しかし、一部の装備だけつけるのであればTouringを選んだ方が費用を抑えれます。
私の場合は外装装備や快適・安全装備に欲しいものが多いので、最初からPremiumを選んだ方が安く済みそうです。
TouringとX-BREAKを比較!
安全装備 | Touring | X-BREAK |
アイサイト | ◯ | ◯ |
アイサイト セイフティ+ (運転支援+視界拡張) |
●※ | ●※ |
デュアルSRS エアバッグ |
◯ | ◯ |
サイドビュー モニター |
◯ | ◯ |
※オプション設定
内外装 | Touring | X-BREAK |
17インチ アルミホイール |
Touring用 | X-BREAK用 |
本革巻ステアリング ホイール |
シルバー ステッチ |
レッドオレンジ ステッチ |
ピアノブラック調 シフトパネル |
光輝シルバー 加飾 |
レッドオレンジ 加飾 |
サイド クラッディング |
◯ | レッドオレンジ 加飾 |
撥水カーゴ フロアボード |
– | ◯ |
ルーフレール | ●※ | ◯ (レッドオレンジ 加飾付) |
※オプション設定
続いてTouringとX-BREAKの装備を比較しました。
X-BREAKは2番目に価格の高いグレードで、内外装には至るところにオレンジ色が使われていて、アクティブな印象になっています。しかし、快適・安全装備はTouringでも殆ど同じ。
価格の安いTouringでも安全装備は充実しており、必要に応じてX-BREAKと同じ安全装備をオプションで追加することもできます。
オレンジの内外装のために10万円も出すことはできないので、安いTouringを選んだ方が賢い買い物になりそうです。
新型フォレスターはガソリンとマイルドハイブリッドのどちらを選ぶべき?
フォレスターでガソリンとマイルドハイブリッドどちらにするか悩ましい問題。これを決めるのに走りや燃費、価格や装備を比較してみました。
新型フォレスターで走るならガソリンとマイルドハイブリッド、どちらの方がパワフルなのか?
最初にしたのは走りの比較。これは実際に乗り比べをしました。比較ポイントは
- パワー
- コーナリング
- 足回り
- 静粛性
この4点。特に気になっていたのはパワーや乗り心地に直結する静粛性の部分。実際に乗ってみると色々気が付くことが多かったです。
ガソリンはパワフルな加速が魅力的。コーナリングもスムーズに曲がる
ガソリンの評価 | |
パワー | ◯ |
コーナリング | ◯ |
足回り | ◯ |
静粛性 | △ |
最初に試乗したのはガソリン車です。
ガソリン車では
「ハイブリッドよりもパワフルなのか?」
という点が特に気になっていました。
実際にガソリン車を走らせてみると、ハイブリッドよりも力強く加速してくれました。
出だしはややモタつく印象があるものの、登り坂や高速道路での追い抜き時などはパワフルに加速。
この他に気が付いたことは、メリットとデメリットとして整理しました。
- [メリット]狙い通りに曲がってくれる
コーナリングはハンドル操作に対して、素直に曲がってくれました。重心の高いSUVですが、これなら初心者の人でも運転しやすいと思います。
- [メリット]突き上げは抑えられている
凸凹を通過しても突き上げは抑えられています。後席に乗っていた家族もスヤスヤ眠っていました。
- [デメリット]エンジン音がやや気になる
モーターがついてない分、低速域は少しエンジン音が気になりました。ですが、同じクラスのSUVと比べると静かな方だと感じましたね。
マイルドハイブリッドの加速はイマイチ。コーナリングはガソリン車より扱いづらい
マイルドハイブリッドの評価 | |
パワー | △ |
コーナリング | △ |
足回り | ◯ |
静粛性 | ◯ |
続いて試乗したのはマイルドハイブリッド。ハイブリッドでは
「ガソリン車よりもパワーはパワフルなのか?」
ということが特に気になっていました。実際に走らせてみた結果、期待外れ。モーターがついているので出だしはいいんですが、それ以降の加速力はガソリン車よりパワフルとは言えませんでした。市街地を乗るには良さそうですが、峠道や高速道路はストレスを感じてしまいそうですね。
この他に気が付いたことは、メリットとデメリットとして整理しました。
- [デメリット]コーナリングは素直に曲がらない
コーナリングはガソリン車ほど素直に曲がらない印象でした。車重がガソリン車より100kgくらい重いので、それが影響しているのかもしれません。
- [メリット]乗り心地はフラットで良い
突き上げはガソリン車同様フラットに抑えられていました。重量がありますが、ロールも抑えられていましたね。
- [メリット]静粛性が優れている
静粛性はやはりハイブリッドの方が高いです。特に低速域中心の市街地はとても快適でした。
総合的にはガソリン車が良い
チェック項目 | ガソリン | マイルドハイブリッド |
パワー | ◯ | △ |
コーナリング | ◯ | △ |
足回り | ◯ | ◯ |
静粛性 | △ | ◯ |
乗り比べてみて良かったのはガソリン車です。
決め手はパワフルなエンジンパワーです。
ハイブリッド車は出だしが良いのですが、中速域以上はパワーが足りないんです。街乗りだけならいいのかもしれないですが、高速で遠出するとなると力不足でストレスを感じてしまいそうでした。それに静粛性もガソリン車でも優秀なので、問題なさそうです。
ミドルクラスSUVでそこそこ重量があるので、パワフルなパワーがないと不満を感じそうだなと実際乗って思いましたね。
実燃費はマイルドハイブリッドの方が1.1km/L良いが、燃料費の差はほぼなし
独自調査をしてフォレスターの実燃費を計算してみました。これがその結果です。
燃費 | フォレスター | |
2.5Lガソリン | 2.0Lマイルドハイブリッド | |
カタログ燃費 [JC08] |
14.6km/L | 18.6km/L |
実燃費 | 10.6km/L | 11.7km/L |
燃費達成率 | 72.5% | 62.9% |
マイルドハイブリッドの方が1.1km/L実燃費が良いです。10年乗ることを考えると、約11万円マイルドハイブリッドの方が燃料費は安く済みます。
価格差が約8万円であることを考慮すると、マイルドハイブリッド車が元を取ることは可能なようです。ただし、ガソリン車の方が街中以外での燃費が良いため、メインで走るシーンによって燃料費の差はほぼなくなるでしょう。
ガソリン車は初期費用の安さが魅力。ハイブリッドとの装備の差は殆どなし
新車価格と装備の比較です。装備の推定費用はガソリン車を基準として算出してみました。
グレード | 価格 |
Premium [2.5Lガソリン] |
302万円 |
Advance [2.0Lマイルドハイブリッド] |
310万円 |
差額: | 8万円 |
装備 | Premium [2.5Lガソリン] |
Advance [2.0Lマイルドハイブリッド] |
フロントベンチ レーテッドディスク ブレーキ |
16インチ 2ポット |
17インチ 2ポット |
電動格納式 リモコンドアミラー |
カラード | サテンメッキ |
運転席自動後退機能 | – | ◯ |
ドアハンドル | カラード | メッキ |
フロント&リア バンパーガード (樹脂製) |
– | シルバー加飾付 |
アイサイト コアテクノロジー |
◯ | ECCクルーズ コントロール付 |
ドライバーモニタ リングシステム |
– | ◯ |
車両接近通報装置 | – | ◯ |
推定費用: | – | +15万円 |
ガソリン車を基準とすると、マイルドハイブリッドには15万円多い装備が付いていると考えられます。
この15万円分の装備が必要なものかどうか調べてみました。
マイルドハイブリッドはドライバーモニタリングシステムが標準装備
ガソリン車とマイルドハイブリッドの主な装備の違いは8点です。特に大きな違いはドライバーモニタリングシステム。これはマイルドハイブリッドにしか設定されていない安全支援機能です。
ドライバーモニタリングシステムは、運転中のドライバーのわき見と居眠りを検知して警告を発してくれるもので、事故防止に効果的な機能です。
しかし、スバルの安全運転支援システムであるアイサイトは、ガソリンとマイルドハイブリッドどちらにも標準装備されています。アイサイトには車線逸脱抑制機能やふらつきお知らせ機能が備わっているので、アイサイトが装備されていれば事故を防ぐのに十分でしょう。
なので、マイルドハイブリッドの装備にはあまり惹かれませんでした。
燃費が良くて、価格の安いガソリン車を選ぶ方が良さそう
いろいろ比べたので、比較結果をまとめてみました。
比較項目 | 2.5Lガソリン | 2.0Lマイルドハイブリッド |
走り | ◯ | △ |
燃費 | ◯ | ◯ |
価格 | ◯ | △ |
装備 | △ | ◯ |
どちらも良いところはありますが、
買いなのは2.5Lガソリン車
だと思います。
決め手は走りと燃費、トータルのコストです。
ハイブリッドだとパワー不足を感じるシーンが多いので、不満を感じそうなんです。その点ガソリン車は登り坂や高速でも踏んだ分だけパワフルに加速するので、どこにいくにも不満を感じることはありません。
また、燃費は街中を中心に乗るならマイルドハイブリッドの方が良いですが、ガソリンとの差は1.1km/Lだけ。私は郊外や高速も利用することが多いのでガソリン車でも実燃費は大差がなくなります。
なので、価格差の11万円も燃料費で逆転することはなく、トータルのコストはガソリン車の方が安く済みそうです。それにマイルドハイブリッドは1番価格の高いAdvanceの1グレードしか選べませんし。
装備はマイルドハイブリッドの方が充実していますが、私になくても問題ないものばかりでした。
そうなると、初期費用の安いガソリン車に惹かれますね。
新型フォレスターを安く買うには?
新型フォレスターを安く購入するには値引きが重要です。ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…
値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い
ということです。
この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際にフォレスターを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。
⇒新型フォレスターの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?