日産の新型ノート。価格帯が200万円〜276万円とグレードの価格が幅広いので購入する時に
など色々考えてしまうのではないでしょうか。コンパクトカーでもe-Powerだと総額300万円ぐらいするので、失敗はしたくないですよね。
そこでこの記事では、新型ノートでおすすめのグレードを紹介したいと思います。
結果を先に言ってしまうと、おすすめなのはX(2WD)です。
安全装備が充実
内装の質感が高い
見た目が良い
Sグレードだと装備が
理由はまとめるとこの4つ。詳しく知りたい人は記事の中でチェックしてもらえればと思います。
その他、独自調査した人気グレードのランキングも紹介しているので参考にしてみてください。
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難しいグレード選び。日産新型ノートのグレード比較をしてみた
じゃグレード選びで失敗しないために私が何をやったかというとズバリ比較です。
1つ1つ比較するのは大変ですが、これをしないと購入後に後悔することにつながります。
たとえば、リヤシートがXだとリクライニングできるのに、Sだとできないなんてこと知っていました?
比較していくとこういうのも見えてきます。
ノートe-powerのグレード選択比率は?人気ランキングも参考にした
ノートe-powerのグレード選びをする前に、まずは
どのグレードが人気なのか?
ここがものすごく気になりました。人気なのは何かしら理由が合って選択される比率が高いはずなので。
日産新型ノートe-power全7グレードの一覧。価格は平均並
日産新型ノートe-powerの各グレードの新車価格の一覧です。
<ノートe-powerの価格一覧表>
1.2Lハイブリッド(2WD) | |
グレード | 価格[税込] |
S | 2,029,500円 |
F | 2,054,800円 |
X | 2,186,800円 |
1.2Lハイブリッド(4WD) |
|
グレード | 価格[税込] |
S FOUR | 2,288,000円 |
X FOUR | 2,445,300円 |
オーテック(2WD・4WD) | |
グレード | 価格[税込] |
AUTECH | 2,504,700円 |
AUTECH FOUR | 2,763,200円 |
全部で7のグレード。先代ノートと異なりガソリンモデルはなくなりe-powerのみになったとはいえ、これを全部比較するのは流石に厳しい。。。そこで私がやったのは絞り込み作戦です。
予算内の中から細かいグレードを決めるやり方。予算外のグレードを比較しても無駄ですからね。
ちなみに日産ノートe-powerの価格帯は203万円〜276万円。ライバルの新車価格とちょっと比較してみました。
ヤリスハイブリッド:200万円〜249万円
(1.5Lハイブリッド)
フィットハイブリッド:200万円〜254万円
(1.5Lハイブリッド)
最低価格はヤリスハイブリッドやフィットハイブリッドとほぼ同じで、最高価格はノートe-powerが少し高い感じです。
価格は少し高いですが、日産独自のe-powerの走りの評価は良いですね。
新型ノートのグレード選びでは人気ランキングも参考にした
新型ノートのグレード選びをする前に、まずは
どのグレードが人気なのか?
ここがものすごく気になりました。人気なのは何かしら理由があるはずですからね。
新型ノートe-powerで売れているのはX
新型ノートのグレードランキングです。メーカーではこういうデータを発表していないので、ここは独自で調査しました。
順位 | グレード | 販売台数 | 割合 |
1位 | X | 60台 | 84.6% |
2位 | X FOUR | 5台 | 7% |
3位 | オーテック | 2台 | 2.8% |
4位 | F | 1台 | 1.4% |
5位 | S | 1台 | 1.4% |
6位 | S FOUR | 1台 | 1.4% |
7位 | オーテック FOUR | 1台 | 1.4% |
※新車の市場データを独自調査
売れているのはX。2位のX FOURとの差は55台もあります。
また、2WD車だけで見るとXの次に売れてるのはオーテック。続いてF、Sという結果に。
Xを割安と考えている人が多いので、ノートe-powerではXに人気が集中しているようです。
新型ノートe-POWERのSとXを購入ターゲットに!
今回はノートe-powerの2wdを購入対象にしました。4WDは雪道など走る機会もあまりないので対象から外しました。
1.2Lハイブリッド(2WD) | |
グレード | 価格[税込] |
S | 2,029,500円 |
F | 2,054,800円 |
X | 2,186,800円 |
AUTECH | 2,504,700円 |
2WDのグレードは4つあるんですが、購入のターゲットはSとXに絞りました。
FとAUTECHを対象外にした理由に触れておきます。
Fは商用車のような装備内容なので候補から外した
新型ノートe-powerでは2番目に安いFグレード。
1番安いSの方がショボい気がしたんですが、FとSを比べてみたらFは安全装備がオプションで装着できないだけでなく、選択可能なボディカラーも商用車のようなラインナップだったんです。
SとFの装備比較 | ||
装備内容 | F | S |
LEDフォグランプ | – | ●※ |
インテリジェントアラウンドビューモニター | – | ●※ |
インテリジェントBSI (後側方衝突防止支援システム) |
– | ●※ |
ステアリングスイッチ (オーディオ・ハンズフリーフォン) |
– | ●※ |
インテリジェントキー | – | ●※ |
前席ヒーター付きシート (寒冷地仕様) |
– | ●※ |
運転席シートリフター | – | ◯ |
UVカット断熱グリーンガラス (フロントドア) |
IRカット&スーパーUVカット | ◯ |
※オプション設定
選択可能なボディカラー |
||
ボディカラー | F | S |
スーパーブラック | ◯ | ◯ |
ピュアホワイトパール | ◯ | ◯ |
ブリリアントシルバー | ◯ | ◯ |
ダークメタルグレー | ◯ | ◯ |
オーロラフレアブルーパール | ◯ | ◯ |
ホワイト | – | ◯ |
ガーネットレッド | – | ◯ |
このくらいFとSでは違いがあります。標準装備ではFはフロントドアがIRカット&スーパーUVカットになるくらい。さらにSのオプションは全て選ぶことが不可能。
特に快適・安全装備のオプションを一つも選べないのは困ります。車線変更時を安全にしてくれるインテリジェントBSIや、ハンドルを持ちながらのオーディオ調整が可能なステアリングスイッチが選べないので安全運転するのに不安があります。Fは寒冷地仕様も装備不可。
ボディカラーを見てもFだと地味なカラーしか選べません。これだと商用車みたいになってしまうので、Fは候補から外しました。
オーテックは内外装は魅力だが、必須装備はXと同じ
新型ノートe-パワーの4WD車を除くラインナップで一番高額なオーテックの2WD車。
予算はギリギリ超えるんですが、見た目が充実していそうなので、必須装備も充実していればコスパも良さそうです。そこで一つ下の上級グレードのXと比べてみたんですが、正直Xで十分そうでした。
Xとオーテックの装備比較 | ||
装備内容 | X | オーテック |
LEDヘッドライト | ●(1※) | ◯ |
アダプティブLEDヘッドライトシステム | ●(1※) | ◯ |
LEDフォグランプ | ●(1※) | ◯ |
オーテック専用本革巻ステアリング (ブラック/ブルーコンビ&ブルーステッチ) |
●(1、2※) | ◯ |
フロントセンターアームレスト (センターコンソールボックス) |
◯ | 専用 |
シート地 | グラデーション トリコット(3※) |
専用ブルー ブラックコンビ レザレットシート |
リヤセンターアームレスト (カップホルダー2個付) |
●(1※) | ◯ |
オーテック専用エクステリア (フロントグリル、16インチアルミホイール等) |
ノーマル | ◯ |
1※オプション設定
2※標準仕様の本革巻ステアリングがオプション設定
3※オプションで本革シートに変更可能
これが主なXとオーテックの装備の主な違いです。オーテック専用品はつけられませんが、それに準ずるものはXでもオプションでほぼ追加可能。
さらに快適・安全装備はXでもオーテックと変わりません。Xと同じ。見た目や内装にこだわりたいのであればオーテックの方がいいとは思います。ですがXでも質感は高く、オーテックの見た目だけにプラス30万円も払おうとは思えなかったので、予算外のオーテックを候補から外しました。
違いはどこ?新型日産ノートe-POWERのSとXを徹底比較
候補として残ったのはノートe-POWERのSとXです。価格の高いXの方が装備が充実してそうですが、実際に買うなら少しでも安く買いたいところです。
そこで
- 外装
- 安全装備・快適装備
- 内装
この3点をオプションを含めて比較し、価格の安いSでも満足できそうかチェックしてみました。
Sの外装装備でも満足できそう
左がe-POWER Sで、右がe-POWER Xです。外装装備の違いは7点あります。
外装装備 | ノートe-POWER | |
S | X | |
サイドターンランプ付 電動格納式リモコン カラードドアミラー |
●(1※) | ドアロック連動格納機能付 |
IRカット&スーパーUVカット 断熱グリーンガラス <フロント> |
IRカットなし ●(2※) |
◯ |
IRカット&スーパーUVカット 断熱グリーンガラス <フロントドア> |
UVカット 断熱グリーンガラス |
◯ |
LEDヘッドランプ | ●(1※) | ●(1※) |
シャークフィンアンテナ | ルーフアンテナ (可倒式) |
◯ |
16インチスチールホイール (フルホイールカバー) |
15インチ | ◯ |
16インチアルミホイール | – | ●(1※) |
1※オプション設定
2※オプション設定で+IRカットタイプに変更可能
外装は大きな違いはほとんどありません。アンテナがルーフアンテナかシャークフィンアンテナになるくらい。ホイールもXは16インチなものの、スチールホイールなのでそこまでSからカッコよくなっていません。
ただし、オプションの16インチアルミホイールがXにしか設定されていないのは気になるところ。この純正アルミホイールを装備するとかなり引き締まってスポーティになります。ただ、Sでも社外品で補うことはできるので、Sの外装装備でも満足できそうですね。
Sの快適・安全装備だと不安に思う
SとXの快適・安全装備の主な違いは8点です。
快適・安全装備 | ノートe-POWER | |
S | X | |
インテリジェントキー | ●(1※) | ◯ |
統合型インターフェース ディスプレイ |
– | ●(1※) |
ワイヤレス充電器 | – | ●(1※) |
Nissan connectナビゲーションシステム (9インチディスプレイ等) |
– | ●(1※) |
日産オリジナルナビ取付パッケージ (4スピーカー<フロント・リヤ>、TVアンテナ、GPSアンテナ) |
●(1※) | ◯ |
プロバイロット(ナビリンク機能付) | – | ●(1※) |
プロバイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付) | – | ●(1※) |
SOSコール | – | ●(1※) |
1※オプション設定
快適・安全装備は標準装備ではどちらもそれほど大差はありません。ですが、Xにしかつけられないオプションが多いです。
中でも欲しいのがプロパイロット。これがあれば高速道路での走行がめちゃくちゃ楽になります。具体的には
このような機能で運転操作をサポートしてくれます。過信は禁物ですが、ハンドルに手を添えるくらいで済むようになるので、高速道路の利用頻度が多いのであればつけておきたい装備です。
その他、身につけているだけで運転席や助手席等のドアを開閉できるインテリジェントキーもXには標準装備されています。Sだと欲しくてもプロパイロット等のメーカーオプションは選べませんし、快適・安全装備はSだと不満に感じそうですね。
e-POWER Sの内装装備だと不満に感じそう
主な内装装備の違いはこの8点です。
内装装備 |
ノートe-POWER | ||
S | X | ||
合皮アームレスト(ステッチ付) <フロントセンター、フロントドア> |
– | ◯ | |
ピアノブラック調フィニッシャー | シフトベース | – | ◯ |
インストロア | – | ●(1※) | |
ドアトリムクロス | – | トリコット (フロントドア) |
|
メッキインナードアハンドル | – | ◯ | |
シート地 | トリコット | グラデーション トリコット |
|
本革シート | – | ●(1※) | |
リヤセンターアームレスト (カップホルダー2個付) |
●(1※) | ||
後席可倒式リヤシート | 6:4分割 | 6:4分割+ リクライニング |
1※オプション設定
標準装備のシートの材質色はどちらも同じなものの、色が違います。Sはチープそうな感じですが、Xは引き締まっている印象。さらにXはオプションで質感の高い本革シートにオプションで変更することも可能となっています。
また、内装のあちこちを見てみるとXだと合皮が使われていたり、フロントドアのドアトリムクロスがトリコットになっていたりと、明らかにXの方が質感が高いです。
その他、特にSとXの内装装備で気になった違いはリヤシート。Xだとリクライニング機能がついているんですが、Sは固定です。リクライニングがあればめちゃくちゃ快適で、かなりの違いがあります。
特に後席を大人がよく利用する機会が多い人。リクライニングがあれば、リヤシートでもリクライニングさせてくつろぐことができるため、長距離等でも快適に過ごすことができるんです。これはかなり欲しい装備。
この他にSはリヤセンターアームレストもオプションで装着することができません。これだけ装備の差があるとSの内装装備では不満に感じそうですね。
新型ノートe-powerのおすすめグレードはX
総合評価 | e-POWER | |
S | X | |
外装装備 | ◯ | ◯ |
快適・安全装備 | × | ◯ |
内装装備 | × | ◯ |
新型ノートe-POWERのSとXの装備を比較した結果、ノートではSだと不満に感じそうです。
Sはプロパイロットが装備できませんし、内装が少しチープで使い勝手もイマイチです。一方Xなら
- インテリジェントキー(快適装備)
- リクライニング機能付き後席可倒式リヤシート(内装装備)
- グラデーショントリコットシート(内装装備)
- フロントドアトリムクロス[トリコット](内装装備)
このあたりが標準装備でついてきます。Sだと16インチアルミホイールは社外品で補えますが、それ以外はオプション設定されていないものがかなり多いため、欲しくなっても装着できません。
なので欲しい装備が全部ついてくる上に、オプションで選択可能なものが圧倒的に多いXの方がいいと思います。価格も抑えられ、欲しい装備はすべて手に入りますからね。
一方で、簡素な装備でいいのであればSを選んだ方が費用は抑えられるでしょう。
新型ノートe-powerを安く買うには?
新型ノートe-powerを安く買おうと思うと、重要になってくるのは値引きです。
ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…
値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い
ということです。
この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際にノートe-powerを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。
⇒日産ノートe-powerの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?