ステップワゴン

新型ステップワゴンのグレードの違いを検証!おすすめはスパーダ?見分け方は?

ホンダ新型ステップワゴンのグレード選びでは失敗したくないので

  • グレードごとの違いや装備
  • オススメのグレード
  • スパーダとスパーダプレミアムラインどちらにすべき?
  • エアーとスパーダの違い
  • 売れ筋の人気グレード

このあたりが気になるのではないでしょうか。

そこでこの記事では『くるまぱぱ編集部』がステップワゴンのグレードついて徹底調査しましたので、その結果をレポートしたいと思います。

また、独自調査した売れ筋グレードランキングも合わせて紹介していきます。

新型ステップワゴンのグレードを比較する4つのポイント

ポイント①デザイン(エクステリア)
同じシステップワゴンでもグレードごとにエクステリアに違いがあります。各グレードの外観デザインやグレードの見分け方をチェックしましょう。
ポイント②内装(インテリア)
エクステリアよりもインテリアの方がグレードごとの違いが顕著です。グレード別に内装の違いを比べました。
ポイント③装備
グレードごとに付いている装備は違います。各グレードごとにどんな装備があるのかや、グレード間の差分をチェックしました。
ポイント④オプション
グレードによっても付けられるオプションは違います。付けたいオプションがそのグレードで付けられるかはチェックしましょう。

新型ステップワゴンのグレード・価格一覧

新型ステップワゴンのグレードと価格の一覧を見ていきましょう。こちらではハイブリッド・ガソリンをそれぞれ分けてご紹介します。

新型ステップワゴングレード一覧
【ハイブリッド】
グレード 価格
【円】
燃費
【km/L】
AIR 3,382,500 20.0
SPADA 3,641,000 19.6
PREMIUM
LINE
3,846,700 19.5

 

新型ステップワゴングレード一覧
【ガソリン】
グレード 価格
【円】
燃費
【km/L】
AIR
(FF)
2,998,600 13.9
AIR
(4WD)
3,240,600 13.3
SPADA
(FF)
3,257,100 13.7
SPADA
(4WD)
3,477,100 13.1
PREMIUM
LINE(FF)
3,462,800 13.2
PREMIUM
LINE(4WD)
3,653,100 13.1

ガソリン車は約300万円から、ハイブリッド車は約340万円から用意されています。ライバルのノアやセレナと比べても特に高いわけではありません。

エアーとプレミアムラインの価格差は、およそ45万円。決して大きな差はありませんが、不要な装備がついていないか、逆に必要な装備はきちんと搭載されているかは確認してから購入しましょう。

7人乗りモデルが基本!8人乗りは有料オプション!

新型ステップワゴンは7人乗りモデルのみで、8人乗りモデルの用意はありません。

しかし、2列目のパイロットシートを有料オプションのベンチシートに換えれば、8人乗りにできます。(+22,400円)

しかし、ベンチシートに換えられるのはエアーとスパーダのみです。プレミアムラインはベンチシートのオプションがないので注意しましょう。

新型ステップワゴンのグレードを比較!装備の違いや特徴は?

グレード一覧の次は、各グレードの具体的なポイントを比較していきます。

新型ステップワゴンの装備を以下の4つに分類して、各装備にラベルを付けてご紹介します。

安全 → 安全装備
快適 → 快適装備
内装 → インテリア
外観 → エクステリア

【AIR】エントリーグレードの価格は安いが装備は必要十分?

まずはエントリーグレードのエアーの装備を見ていきましょう。

グレード名
AIR
価格
338万2,500円
AIRのポイント
  • ステップワゴンの中で価格が最安
  • 必要十分な装備
  • シンプルで無駄のないデザイン
  • お世辞にも燃費がいいとは言えない

エントリーグレードのAIRの価格は約340万円と、新型ステップワゴンの中では最安値です。

決して価格の安い車ではありませんが、エントリーグレードながら装備はかなり充実しています。

AIRの装備
  • 安全 Honda SENSING
  • 安全 マルチビューカメラシステム(有料オプション)
  • 安全 LEDライト(マニュアルレベリング)
  • 安全 車両接近通報装置
  • 安全 サイドエアバッグ+サイドカーテンエアバッグ
  • 安全 エレクトリックギアセレクター(ボタン式シフトレバー)
  • 快適 Honda CONNECT
  • 快適 予約ロック/降車時オートドアロック機能
  • 内装 2列目キャプテンシート
  • 内装 1列目コンビニフック付シートバックテーブル
  • 外観 16インチアルミホイール(ペルリナブラック+切削クリア)

Honda SENSINGやHonda CONNECTといった最新技術も備えられ、オートドアロックなどの快適装備も搭載されています。

また、見た目の面でもLEDライトや切削アルミホイールが装備されているため、シンプルな見た目ながら安っぽさは一切ありません。

ただ、デメリットとしてエアーではスパーダではブラインドスポットインフォメーションとシートヒーターが装備できずオプション設定もありません。

これが理由で、見た目はエアーが好みでも泣く泣くスパーダやライバルのノア・ヴォクシーを選ぶ人もいるぐらいです。

PADAとのエアーの装備を比較してみました。

装備  エアー スパーダ
ブラインドスポットインフォメーション
全列USBチャージャー
トリプルゾーンコントロール
フルオートエアコンディショナー

(※)
シートヒーター
(運転席&助手席)
ファブリックシート
ファブリック&プライムスムース(合皮)
コンビシート
2列目オットマン
パワーテールゲート
(メモリー機能付)
本革巻き ウレタン
16インチアルミホイール 切削 切削+
ダーククリア塗装
スパーダ専用外装

○標準装備 ●オプション設定

【SPADA】価格差25万円で装備が充実!デザインもよりかっこよく!

次は中間グレードのスパーダの詳細を紹介します。

グレード名
SPADA
価格
364万1,000円
SPADAのポイント
  • 装備がかなり充実している
  • デザインもよりかっこよくなっている
  • エアーとの価格差は約25万円

SPADAとAIRの違いは装備です。

AIRから追加された装備はこれだけあります。

AIRからの追加装備
  • 安全 LEDアクティブコーナリングライト
  • 安全 減速セレクター
  • 快適 運転席・助手席シートヒーター
  • 快適 トリプルゾーンコントロール・フルオート エアコンディショナー
  • 快適 全列USBチャージャー(Type-C)
  • 内装ファブリック&合皮コンビシート
  • 内装2列目オットマン
  • 内装本革巻ステアリングホイール
  • 内装 インパネガーニッシュ+ソフトパッド(合皮)
  • 外観 パワーテールゲート
  • 外観 フロントグリル
  • 外観 フロントバンパー
  • 外観 リアバンパー
  • 外観 ドアサッシュガーニッシュ
  • 外観 16インチアルミホイール(ペルリナブラック+ダーク切削クリア)

多くの車種で有料オプションのシートヒーターが運転席と助手席に標準で付き、2列目のパイロットシートにオットマンが装備されます。

また、内装も一部にレザーが使われ高級感がアップ。外装もより豪華になってディティールが増えています。

エアーとの価格差はおよそ25万円。一見高く感じますが、一台の車を乗る期間はおよそ8~10年と言われているため、月当たりで換算すると2,100~2,600円程度の出費です。

車に詳しい人であるほど、お買い得なことが分かるでしょう。

【PREMIUM LINE】価格差は約21万!だけどコスパはあまり良くない?

最高グレードのプレミアムラインとスパーダの比較をしていきましょう。

まず、プレミアムラインの詳細は以下の通り。

グレード名
PREMIUM LINE
価格
384万6,700円
PREMIUM LINEのポイント
  • より洗練された専用デザインに
  • タイヤが17インチにサイズアップ
  • 内装もより高級感のあるものに
  • 価格は21万円アップ

PREMIUM LINEはSPADAに比べ装備がより上位のものに換わっています。

具体的な追加装備は以下の通りです。

SPADAからの追加装備
  • 安全 アダプティブドライビングビーム
  • 安全 マルチビューカメラシステム(標準搭載)
  • 安全 LEDライト(オートレベリング)
  • 快適 2列目シートヒーター
  • 内装スエード調表皮&合皮コンビシート
  • 内装 インパネガーニッシュ+ソフトパッド(スエード調)
  • 外観 専用デザイン 17インチアルミホイール

SPADAまで有料だったマルチビューカメラシステムが標準搭載になり、シートヒーターも2列目にまで装備されました。

またデザインは専用デザインになり、タイヤも17インチに大きくなっているので足下の存在感も増しています。

ただし、PREMIUM LINEはSPADAに比べ21万円高くなっています。装備は豪華になってはいるものの、SPADAに全く装備されていない装備もありません。

SPADAのお得感に比べると、コスパの悪さが目立ちますね。

新型ステップワゴンのおすすめグレードはSPADA!理由も解説

新型ステップワゴンのおすすめグレードはSPADAです。

その理由は主に3つです。

SPADAがおすすめである3つの理由
  1. PREMIUM LINEとほぼ変わらない充実装備
  2. AIRより高級感のあるデザイン
  3. AIRとの価格差は約25万円

車両価格はAIRより高いですが、+25万円で装備がかなり充実します。

また、人気のグレードであるため、高いリセールバリューも期待できます。

新型ステップワゴンで売れている人気グレードはどれ?ランキングを発表!

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売れ筋グレードを確認しましょう。

中古車やSNSなどの市場データから調べた、売れ筋の人気グレードのランキングを発表したいと思います。

調査した台数は102台。少ないように感じますが、傾向を見るには十分な数字です。

新型ステップワゴンで売れているのはスパーダとスパーダプレミアムライン

グレードランキングの発表です。

順位 グレード 販売台数 割合
1 スパーダ 42台 42%
2位 スパーダプレミアムライン 24台 24%
3位 e:HEVスパーダ
プレミアムライン
20台 20%
4位 e:HEVスパーダ 6台 6%
5位 エアー 6台 6%
6位 e:HEVエアー 2台 2%


ハイブリッドもガソリン車もスパーダ系のグレードが売れています

ちなみにエアーはBSM(ブラインドスポットモニター)が装着できないなど、装備面のデメリットがあり選ばれる割合は少ないようです。

また、エンジン別で見るとガソリン車が約7割、ハイブリッド車が約3割。価格の安いガソリン車が売れています

新型ステップワゴンのスパーダとスパーダプレミアムラインの違いを徹底比較

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人気のスパーダとスパーダプレミアムライン。

この2つの価格差は20万円。頑張ればプレミアムラインも買えてしまうので、どちらにすべきか悩ましいですよね。そこでこれらのグレードに対して

  • 見た目の違い
  • 快適・安全装備の違い
  • 内装の違い

この3つを比較しました。

これ結論から言えば、おすすめはスパーダの方です。

ちなみにハイブリッドの場合も付いている装備は同じなので、ハイブリッドの購入を考えている人もここで紹介する違いをチェックしておけばOKです。

スパーダとスパーダプレミアムライン見た目の違いは?

stepvsmitame
左がスパーダで右がスパーダプレミアムラインです。

外装の装備 スパーダ スパーダ
プレミアムライン
16インチアルミホイール
プレミアムライン専用デザイン
17インチアルミホイール

一見するとエクステリアは同じに見えますが、一点違いがあります。

スパーダプレミアムラインには専用17インチアルミホイールですが、スパーダは16インチ。

16インチでも十分な迫力がありますが、17インチを履くプレミアムラインの方が迫力があります。

もし購入後にスパーダの16インチに不満があっても、ホイールは後から社外品で補うことは可能です。

スパーダプラミアムラインにしか付かない装備がある

快適・安全装備 スパーダ スパーダ
プレミアムライン
ホンダセンシング
アダプティブハイビームシステム
マルチビューカメラシステム ●(※)
シートヒーター 運転席&助手席 運転席&助手席
+2列目

※オプション設定

快適・安全装備はプレミアムラインの方が良いです。

アダプティブハイビームシステムと2列目シートヒーターはスパーダに装着する事ができません。

このあたりは新型ヴォクシーや新型ノアと同じで最上級グレードだけの特権になっています。

ただ、マルチビューカメラシステムはスパーダでもオプションで補うことができます。

スパーダとスパーダプレミアムラインの内装はほぼ同じ

内装の装備 スパーダ スパーダ
プレミアムライン
ファブリック&プライムスムース(合皮)
コンビシート
スエード調レザー&プライムスムース
(合皮)コンビシート
2列目 6:4分割ベンチシート(センターアームレスト付) ●(※)
パワーテールゲート
(メモリー機能付)

※8人乗りの場合

step_gradeseat
出典:Honda

内装の質感はどちらも同等。

プレミアムラインはシートにスエード調レザーと合皮を組み合わせているため上質ですが、スパーダもファブリックに合皮を組み合わせたコンビシートとなっているためどちらも質感は高いです。

ちなみに、スパーダだけ8人乗りの設定があり、選択すると2列目はベンチシートになります。

新型ステップワゴンのグレードの調べ方!内装や見た目で確認する方法を解説

新型ステップワゴンには、AIR、SPADA、PREMIUM LINEの3グレードが用意されています。

各グレードは以下の部分に注目すると見分けられます。

  • AIRとSPADA
    → 外装の違い
  • SPADAとPREMIUM LINE
    → タイヤの大きさ・2列目シートヒーターの有無

AIRとSPADAは外装で見分ける

遠目で見るとどのグレードも同じに見えますが、よく見るとAIRとSPADAの外装はかなり違います。

イメージで言えば、AIRはツルンとした印象SPADAはシックでかっこいい印象を受けるのではないでしょうか?

具体的にはフロント部が大きく違います。

(画像右がAIR。左がSPADA)


引用:https://www.honda.co.jp/

比較してみると、AIRにはない装飾がSPADAに追加されているのがわかりますね。

SPADAとPREMIUM LINEはタイヤかシートヒーターで判断

SPADAとPREMIUM LINEを見分けるのは困難ですが違いはあります。

外観でわかりやすいのはタイヤです。SPADAのタイヤは16インチの切削の入ったタイヤです。

対して、PREMIUM LINEのタイヤは17インチでオリジナルデザインのタイヤになっています。

また、内装で見分ける方法もあります。もっともわかりやすいのは2列目のシートヒーターの有無ですね。

SPADAのシートヒーターは運転席・助手席のみですが、PREMIUM LINEのシートヒーターは2列目にもあります。

グレード検索をするのがもっとも確実

最も確実にグレードを確認できるのが、ホンダ公式サイトでグレード検索をする方法です。

ホンダ公式|四輪グレード検索サービス

しかし、グレードを検索するには車台番号が必要なため、町中を走っているステップワゴンのグレードを検索するのには向いていません。

自分の持っているステップワゴンのグレードがわからない場合は、グレード検索を活用すると良いでしょう。

ガソリンとハイブリッドは燃費以外に違いはあるの?

新型ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車の大きな違いは燃費です。

スパーダ燃費比較
eHEV
(ハイブリッド)
1.5Lターボ
(ガソリン)
駆動方式 FF FF
カタログ燃費
[km/L]
19.6 13.7
実燃費
[km/L]
14.83 12.22
燃費達成率
[%]
75.7 89.2

陶然ハイブリッドの方が燃費はいいですが、ガソリン車も燃費は優秀。なので、価格の安いガソリン車を検討しても良さそうです。

そこで、燃費以外と違いも気になるところですが装備はほぼ同じで、大きな違いはパワーです。

ステップワゴンのガソリン車はターボエンジンが採用されており、排気量が1,496ccとは思えないほどのパワーが出ます。

新型ステップワゴンの燃費は良いとはいえません。それならば思い切って燃費を考えずに、パワーのあるガソリン車を選択してもいいかもしれませんね。

ステップワゴンはハイブリッド車ながら燃費はよくない

新型ステップワゴンは、ハイブリッドモデルでも燃費はあまりよくありません。

主要ミニバン燃費比較
車名 実燃費
シエンタ 20.75km/L
ノア 16.32km/L
セレナ 15.18km/L
ヴォクシー 14.79km/L
ステップワゴン 14.26km/L

燃費が抜群に良いシエンタと比べるのは少し酷かもしれませんが、ライバルのノア・セレナ・ヴォクシーと比べても燃費は悪いです。

年間1万km走るとすると、それぞれのガソリン価格は以下の通りになります。(165円/Lで計算)

主要ミニバン年間ガソリン代
車名  ガソリン代
シエンタ 約80,000円
ノア 約101,000円
セレナ 約109,000円
ヴォクシー 約112,000円
ステップワゴン 約116,000円

シエンタと比べると約3万6,000円、ノアと比べても約1万5,000円年間で違います。

近年はガソリン代もどんどん上がっているので、この燃費の違いは大きな違いになるでしょう。

ホンダ新型ステップワゴンを安く買うには?

stepkounyu
新型ステップワゴンを安く購入するには値引きが重要になってきます。ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…

値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い

ということです。

この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際にホンダステップワゴンを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。

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