カローラクロスを購入する際、「どのオプションを付けるべきか」で悩む方は多いと思います。
メーカーオプションやディーラーオプション、後付けできるパーツまで幅広く用意されている一方で、「これは要らなかった…」と後悔する声も少なくありません。
特にメーカーオプションは後付けできないので慎重に選ぶ必要があります。
この記事では、最新のおすすめオプションや後悔しがちな装備、全オプションの一覧、HDMIやカプラーなどのパーツ情報までを紹介していきます。
カローラクロスのオプション選びで「これだけ読めば間違いない」レベルの内容になっているので、参考にしてみてください。
この記事でわかること
- おすすめメーカーオプション【後付け不可】
- おすすめディーラーオプション【後付け可】
- 付けると後悔しそうなオプション
- オプションの全一覧
- 配線・カプラー・HDMIなどのパーツ解説
トヨタのメーカーサイトではアクセサリーカタログが公開されています。
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後付け不可!メーカーオプションのおすすめ5選
1位:安全装備セット(ブラインドスポットモニター)
出典:https://toyota.jp/
ブラインドスポットモニター
(パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)
対象グレード:G”X”以外の全グレード
カローラクロスには3種類の安全装備セットがありますが、どのセットにも付いてくるブラインドスポットモニターはもはや必須装備でしょう。
後側方から近づいてくる車両を検知し、安全な車線変更をサポートしてくれるブラインドスポットモニター。
車線変更時は、サイドミラーだけでは死角になってしまう部分もラインドスポットモニターが隣の車線を走る車を検知して教えてくれるため、安全に車線変更を行えるようになります。
価格も5万円からと価格もリーズナブルなので、選びやすいです。
2位:パノラマルーフ

価格:110,000円
対象:Z / S
ルーフ一面が開放的なガラスになっており、車内に自然光を取り込むことができます。
晴れた日のドライブや夜空を眺めるシーンでは特に活躍し、家族やパートナーとの移動をより楽しく演出できます。デザイン性と快適性を両立した装備として、高い満足度があります。
また、パノラマルーフを付けるとリセールが良くなるのでコスパも良いです。
3位:寒冷地仕様
全グレード対応
オプション価格[税込]:37,400円〜60,500円
寒冷地仕様ではヒーター類の追加やリアフォグランプなど、寒冷地での安全性・快適性が向上。 雪国など寒い地域で推奨されていますが、雪など降らない地域でも寒さに弱い人におすすめです。
特に寒冷地仕様に付いてくるヒーターリヤダクトが寒さにはかなり役立ちます。
後席にもエアコン吹き出し口はありますが、足元はなかなか暖まりません。ヒーターリヤダクトがあれば足元からも温めてくれるので、足が冷える人は積極的に選んぶと良いでしょう。
ハイブリッド車:PTCヒーターが追加
全グレード :ステアリングヒーター、LEDリヤフォグランプが追加
G”X”の変更点:ウレタン⇒本革巻き・シルバー塗装ステアリングホイール、
ウレタン⇒本革巻き+サテンメッキ加飾付シフトノブ
4位:アクセサリーコンセント

価格:45,100円
対象:ハイブリッドのみ
AC100V・1500Wのコンセントを装備することで、アウトドアや災害時に電源として活躍します。
電気ポットや電気毛布、PCの充電なども可能で、車中泊やキャンプユーザーにとっては非常に頼もしい機能です。
5位:ETC2.0ユニット

価格:16,500~27,500円
対象:全グレード
ETCゲートをスムーズに通過できるのはもちろん、VICS機能により渋滞回避や道路情報も取得できます。
同じようなETCは社外品が売られていますが、純正品では以下3点のメリットがあるのでコスパも良いです。
- 専用スペースにビルトインで装着可能
- 保証期間が3年と長い
- ナビとの連動が可能
【番外編】スペアタイヤ

スペアタイヤ
オプション価格[税込]:14,300円
対象グレード:ハイブリッドの4WD車以外の全グレード
カローラクロスには標準でタイヤパンク応急修理キットがついてきますが、意外と失敗することがあるため、簡単に交換可能なスペアタイヤの方が安心できます。
その他、タイヤパンク応急修理キットではタイヤ側面部などといった箇所では修理が不可能なこともあります。
スペアタイヤならパンクした箇所と交換するだけで済むため、修理が不安な人はスペアタイヤの方がいいでしょう。
また、スペアタイヤを追加すると重量増になるため燃費の悪化が想定されますが、スペアタイヤ程度の重さでは燃費にそこまで影響はありません。
ディーラーオプションのおすすめ5選【カタログのコスパ最強をチョイス】

オプションカタログにはたくさんのオプションが掲載されているので、あれもこれも付けたくなりますが、安く抑えたい心情もあると思います。
そこでここではカタログの中からコスパよいオプションを紹介したいと思います。
- イルミネーション
- フロアマット(デラックスタイプ)
- サイドバイザー(RVワイド)
- アームレスト
- スピーカー
おすすめしたいのはこちらの5つです。
イルミネーションで社内を明るくオシャレに

- 車内の雰囲気を明るく演出
イルミネーションによって、車内がより明るく、落ち着いた雰囲気になります。これにより、ドライブ中の疲れを軽減することができます。 - 安全性の向上
イルミネーションによって、車内のスイッチやコントロールパネルなどが明るくなり、操作がしやすくなります。特に、夜間やトンネル内などの暗い場所での操作が容易になるため、安全性が向上します。 - 高級感のある車内空間
イルミネーションによって、車内がより高級感のある空間になります。車内の質感が向上するため、ドライバー・乗客ともに快適なドライブを楽しむことができます。
オプションカタログではカローラクロスのオプションには様々な種類のイルミネーションが用意されており、好みに合わせて選ぶことができます。
また、イルミネーションは外部からの光を遮ることで、車内の視認性を向上させる効果もあります。
フロアマットは社外品だと事故につながる可能性も?
出典:https://toyota.jp/
フロアマット(デラックスタイプ)
オプション価格[税込]:20,900円
新車購入時に多くの人が選ぶフロアマット。社外品なら純正品の半分程度で済むので、社外品を選びたくなるところですが、事故につながる可能性があります。
運転中にフロアマットのズレに気づかずにアクセルペダルを踏んでいると、フロアマットが引っかかって戻らなくなる可能性があるんです。
純正品であれば精度が高いですが、安い社外品では精度が悪かったりして実際に事故が起きています。
純正品であれば生地もしっかりしていて長く使える上に精度も高いので、少し高くても純正フロアマットの購入をおすすめします。
サイドバイザーがあれば梅雨シーズンでも換気が可能
出典:https://toyota.jp/
サイドバイザー(RVワイド)
【G、G”X”用】オプション価格[税込]:24,200円
【Z、S用】オプション価格[税込]:34,100円
フロアマットと同じく定番オプションのサイドバイザー。コロナ禍では換気をしっかりする人も増えたと思いますが、雨天時にも換気したいならサイドバイザーが必須です。
また、
- 車酔いしやすい人
- エアコンが苦手な人
このような人も窓をあけて換気する必要があるため、サイドバイザーは重宝します。
サイドバイザーがあれば、梅雨のシーズン等で毎日雨が降っていても窓を少し開けられるため、年間通して換気が可能になります。
悪天候時でも車内を換気したい人はつけるべき装備だと思います。
アームレスト(スライドタイプ)で運転の疲れを軽減

アームレストは腕を乗せることができるので、長時間のドライブや渋滞中に腕を支えられ疲れにくくなります。
スライド機能があると、ドライバーや助手席側の人が自分の好みに合わせてアームレストの位置を調整することも。
また、アームレストが前方にスライドすることで、運転席や助手席の人がドリンクホルダーやコンソールボックスにアクセスしやすくなります。
価格も抑えめでコストパフォーマンスに優れたオプションです。
【番外編】ダブルツィーターシステム プラスで高音質な音楽を

価格:113,300円
「ダブルツィーターシステム プラス」は、車両前方に設置されたツィータースピーカーに加え、リアドア側面にもツィータースピーカーを追加することで、より自然で高品位な音質を実現するシステムです。
また、トヨタの音響技術である「JBL Premium Sound System」を搭載しており、より高音質な音楽体験を提供します。
価格に関しては11万と決してコスパが良いわけではないですが、特に音楽をよく聴く方や、高品質な音楽環境を求める方におすすめのオプションです。
これは後悔する?カローラクロスで「いらない」と感じたオプションとは
ラゲージアクティブボックス

トランク内に取り付けて小物を整理しやすくする収納オプション。
ただし、収納スペースが限定的で、積載量そのものを増やすわけではありません。
キャンプや釣りなどで細かい道具をよく使う方には便利ですが、普段の買い物や通勤利用程度では活用されないケースも多く、「結局使っていない」と感じるユーザーも。
LEDフロントフォグランプ
霧や悪天候での視認性向上に役立ちますが、近年のLEDヘッドライトは非常に明るく、標準装備のままでも視界に困る場面は多くありません。
都市部や晴天の多い地域では点灯機会がほとんどなく、価格に見合った効果を実感しにくい可能性も。 デザイン重視で選ぶ方以外は慎重な判断を。
パノラマルーフ(使わない人には不要?)

見た目のインパクトや開放感は魅力的ですが、「ほとんど開けない」「日差しが強くて結局シェードを閉じている」といった声も。
ガラス面が広いため夏場は暑くなりやすく、また重量増による燃費への影響やコストも考慮ポイント。 アウトドアや家族でのドライブを頻繁に楽しむ人以外には、過剰装備と感じることもあります。
ナビは標準装備!ディスプレイオーディオにコネクティッドナビ搭載
カローラクロスでは、「コネクティッドナビ」対応のディスプレイオーディオが採用されているため、オプションでナビを選択する必要がありません。
初度登録日から5年間は無料で利用できます。6年目以降は、月額880円(税込)の利用料が発生します。
このナビゲーションシステムは、トヨタスマートセンターと通信し、リアルタイムで最新の地図に更新するためマニュアルでの地図の更新は不要です。
10.5インチサイズのディスプレイオーディオPlusは必要?
オプション価格[税込]:126,500円
対象グレード:Z, S
カローラクロスはZとSグレードには10.5インチサイズのディスプレイオーディオPlusのオプション設定がありますが、これが12万円とかなり高価なので付けるかどうかは悩みどころです。
ディスプレイオーディオPlusのメリットとしては以下の2点。
- 画面が大きくてとにかく見やすい
- 車載ナビがあるので通信が途切れた場合でもナビゲーションが可能
通信が途切れることも稀なので、単純に
「12万円プラスしてでも画面が大きい方が良い!」
と思える人はディスプレイオーディオPlusを選択すると良いと思います。
カローラクロスのメーカーオプション一覧
カローラクロスのメーカーオプションには単独で選べるものと、セットでのみ選べるものがあります。
メーカーオプションは後付け不可なので、各グレードでどんなメーカーオプションを付けることができるのかしっかりチェックしておきましょう。
グレードごとの装着可否と注意点
カローラクロスのオプション選びは、グレードによって大きく異なります。以下に代表的なポイントをまとめます
グレード | 選択肢 | 備考 |
---|---|---|
Z | ◎ 非常に豊富 |
トヨタチームメイトセット、パノラマルーフ、おくだけ充電®、アクセサリーコンセントなど多くの装備が選択可能。自由度が最も高い。 |
S | ○ セット中心+実用装備 |
HVはパノラミックビューモニター、安全装備、ETCユニットなどがセットで選択可能。ガソリン車はLEDフロントフォグランプや寒冷地仕様など実用系に対応。 |
G | △ 実用装備中心 |
寒冷地仕様、スペアタイヤ、LEDフロントフォグランプなどに対応。先進オプションは不可。HV・ガソリン共通。 |
X | △ 限定的 |
スペアタイヤ、寒冷地仕様、LEDフロントフォグランプなど一部の実用装備に対応。先進オプションは不可。 |
単独で選べるメーカーオプション
オプション名 | 設定グレード |
---|---|
パノラマルーフ | Z / S |
パノラミックビューモニター | Z / S |
デジタルキー | Z(HVのみ) |
おくだけ充電® | Z |
アクセサリーコンセント(AC100V・1500W) | Z |
LEDフロントフォグランプ | S / G / G”X” |
ETC2.0ユニット(VICS機能付) | 全グレード |
ETC車載器 | G |
寒冷地仕様 | Z / S / G |
スペアタイヤ(応急用) | 全グレード |
ラゲージアクティブボックス | Z / S / G |
工具(ジャッキ、ジャッキハンドル、ひい) | 全グレード ※HVは2WDのみ |
セットでのみ選べるメーカーオプション
セット構成 | 含まれるオプション | 対象グレード |
---|---|---|
安全装備セット (トヨタチームメイト付き) |
トヨタチームメイト(アドバンスト パーク)、 パノラミックビューモニター、 BSM+安心降車アシスト(SEA)、 パーキングサポートブレーキ(後方接近車両+広報歩行者) |
Z(HVのみ) S(HVのみ) |
安全装備セット (パノラミックビューモニター付き) |
パノラミックビューモニター、 パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)、 BSM+安心降車アシスト(SEA) |
Z / S |
安全装備セット | パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)、 BSM+安心降車アシスト(SEA) |
Z / S / G |
ディスプレイオーディオPlusセット | ディスプレイオーディオPlus、 ドライブレコーダー(前方)、 バックガイドモニター、 ETC2.0ユニット(VICS機能付) |
Z / S(HVのみ) |
寒冷地仕様セット | 寒冷地仕様、 ステアリングヒーター、 LEDリヤフォグランプ(右のみ) |
全グレード |
内装電装セット | ナノイーX、 イルミネーテッドエントリーシステム |
Z |
ディーラーオプションのカテゴリ別おすすめアイテム一覧【後付け可能】
ディーラーオプションの中でも「実用性」「快適性」「デザイン性」などの観点から、購入時によく選ばれる人気・評価の高い装備をカテゴリごとにピックアップしました。
これらは後付けも可能なので、乗り始めてからじっくり考えても良いでしょう。
カテゴリ | 代表オプション | 特徴と活用シーン |
---|---|---|
快適性 | IRカットフィルム、LEDルームランプ | 夏の暑さ対策・夜間の視認性向上に貢献 |
実用性 | ラゲージマット、サイドバイザー | アウトドアや通勤・送迎でも便利 |
テクノロジー | ドライブレコーダー、USB電源キット | 安全性・利便性の両立に最適 |
デザイン | モデリスタエアロ、アルミホイール | 見た目にこだわる人向け |
詳細なディーラーオプションの全体像は トヨタカローラクロスの公式用品カタログ をご確認ください。
H2-4. HDMIやナビ・イルミ・カプラーなどよくある質問とパーツ解説

HDMI端子・ナビ・ドラレコの配線はどうする?

カローラクロスでは、HDMI端子の設定はディスプレイオーディオPlusやコネクティッドナビと連携する形で対応されています。
HDMIを使用してスマートフォンやミラーリング機器と接続したい場合は、専用のHDMI変換ケーブルが必要です(純正品またはトヨタ推奨の社外品)。
ドライブレコーダーに関しては、純正品であればディーラーで安全に取り付けしてもらえるだけでなく、バックガイドモニターなどの他の装備と連動するメリットもあります。
社外品を後付けする場合には、電源の取り出しやケーブルの配線に注意が必要です。オプションカプラーを使用すると、内装に手を加えずにスマートに取り付けが可能です。
オプションカプラーやコネクターの注意点

カローラクロスには、後付けの電装品取り付け時に便利な「オプションカプラー」や「オプションコネクター」が車両内部に複数設けられています。
これらは、ETCやUSB電源、ドラレコ、イルミネーションなどを安全かつスッキリ取り付けるための専用端子です。
ただし、使用には制約があり、電流容量や適合する機器の確認が必要です。誤った使い方をするとヒューズ切れや配線トラブルの原因になるため、事前にディーラーに確認するか、専門業者に取り付けを依頼するのが安心です。
後付けイルミネーションはどこまでできる?

カローラクロスの内装イルミネーションは、純正で「イルミネーテッドエントリーシステム」などのメーカーオプションがありますが、ディーラーオプションや社外品でも追加が可能です。
ディーラーオプションで代表的な後付け対応部位は以下の通りです
- センターコンソールイルミ
- フロアイルミネーション(前後席)
- ドアトリムランプ
- ラゲージルームライト
後付けの際は電源取り出し位置(イルミ回路、ACC、常時電源など)やカプラー接続の可否を確認する必要があります。
カプラー接続については知識があれば自分でも取付できますが、詳しくないようであればディーラーや工賃の安い業者に依頼する方がよいでしょう。
トヨタ新型カローラクロス/ハイブリッドを安く買うには?
トヨタ新型カローラクロス/ハイブリッドはコンパクトSUVの中でも車両本体価格が高いので、重要になってくるのは値引き。
ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…
値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い
ということです。
この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際に新型カローラクロスを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。
⇒トヨタ新型カローラクロスの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?