2015年7月のフルモデルチェンジでハイブリッドモデルが設定され売れに売れている新型シエンタですが、実はガソリンモデルも相当売れているそうです。発売開始時点の噂によると半数はガソリンモデルが売れているのだとか。これを聞いた時は正直かなり驚きました。
こんなにガソリンモデルが売れているとなると気になるのが、
シエンタはハイブリッドとガソリンどちらがお得なのか?
ということではないでしょうか。
そこで今回は新型シエンタのハイブリッドモデルとガソリンモデルを徹底的に比較し、お得なのはどちらなのか紹介したいと思います。
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本当にシエンタのガソリンモデルは売れているのか?
半数はガソリンモデルが売れていると言われている新型シエンタですが、私の中では
「ガソリンモデルが本当にそんなに売れているのか?」
とういことが最初によぎりました。こういう情報って結構ウソが多いんですよ。ガソリンモデルが全然売れていないから、ウソの情報をトヨタが流していることだって全然考えられますからね。
ハイブリッドとガソリンモデルどちらが売れているのか独自調査した
こういうデータはお店に聞いても、本当のことを教えてくれるとは思えないので独自で調査しました。調査は実際の販売データを元に調査したので間違いないハズです。入手できた販売データは全国で販売されたシエンタ56台です。
少ないように思えますが、どちらがどれぐらいの割合で売れているのか調べるには十分な数字デス。
※販売データについては私が極秘で入手したもので、1台1台調べました。
シエンタはガソリンモデルの方が売れている!
その結果がこれです。
対象モデル | 台数 | 割合 |
ハイブリッド | 65台 | 23.3% |
ガソリン | 214台 | 76.7% |
合計: | 279台 | 100% |
シエンタではガソリンモデルの方が売れています。新型になった当初は半々くらいの割合でしたが、5年経過した今では圧倒的にガソリンモデルが売れているんですね。
なぜガソリンモデルが人気なのか?お得なのはどちらのモデルなのか?
ここまでガソリンもモデルが売れているとなると何かしら秘密があるはずなので、それぞれのモデルを比較して、ガソリンモデルが秘密をあぶりだしてやろうと思います。
比較するのは売れ筋のGグレード同士です。
ハイブリッドモデルとガソリンモデルの価格差は37万
- HYBRID G
価格:2,464,000円 - G(ガソリン)
価格:2,098,000円
この2つの価格差は約37万です。この37万円の差はいったい何処にあるのでしょうか。
ハイブリッドもガソリンも付いている装備は同じ
37万円も差額があれば、付いている装備に差があるはずなので、調べてみました。
差があると思いきやほとんど同じです。他の車種ならハイブリッドの方が良い装備が付いていることが多いですが、シエンタに限ってはほぼ同じのようです。
リセールバリューはハイブリッドが有利。
今回購入するシエンタを5~6年で乗り換えようと考えている方はハイブリッドモデルのがおすすめです。
参考までにハイブリッドと言えばプリウスが思い浮かびますが、2014年式のプリウスが今でも中古では120万円程で取引されています。これが意味するのはプリウス同様、シエンタハイブリッドの中古車はなかなか価値が下がらないと言うことなんです。なので、5~6年後にシエンタを中古車として売るつもりならハイブリッドの方がお得でしょうね。
ちなみに今乗っている車の価値を知りたければ『ナビクル車査定(無料)』がおすすめです。簡単な入力だけですぐに画面で査定額が確認できます。査定額を確認して見積が欲しければ、そのまま業者に依頼することもできるので一石二鳥です。プリウスの価格も私はここで調べましたよ。
詳しい内容はこちらでやっています。
⇒ナビクル車査定
実燃費はハイブリッドの方が約5.5km/L良い
ガソリンモデル :13.33 km/L (e燃費より)
ハイブリッドモデル:18.30km/L(みんカラ燃費記録より)
データは「みんカラの燃費記録」や「e燃費」の2020年10月時点のデータを参考にしています。
e燃費は過去60日分、みんカラの燃費記録はこれまでの累積されたすべてのデータから算出されています。なので、みんカラの方がデータの精度は高いのですが、ガソリンモデルに関しては、旧モデルのデータも合算しているようなので、e燃費のものを参考にしています。
実燃費を比較するとハイブリッドの方が約5km/Lガソリンモデルよりも良いです。
ガソリン1Lを140円とすると1km走るたびに2.9円はハイブリッドモデルがお得です。ただ、価格差の37万を埋めるには約13万km走る必要があるので、壊れるまで乗り潰すぜ!という方以外は、ガソリンモデルの方がトータルの燃料費はお得でしょう。
ガソリンモデルの方が実はパワーがある
燃料費がお得なのはガソリンモデルですが、肝心な走りはどうでしょうか。
ここに面白いデータがあります。
ハイブリッドモデル: 74馬力(PS)
※モーターを合わせたシステム最高出力は100馬力
ガソリンモデル(2WD):109馬力(PS)
※ガソリンの4WD車は103馬力
これはガソリンモデルの方が馬力はあることを意味しています。
これ意外ですよね。エンジンとモーター両方のパワーを使えるハイブリッドの方がパワーはありそうですが、ガソリンモデルの方が馬力があります。おそらく燃費を良くするために、ハイブリッドの方は馬力を抑えているのでしょうね。
では、それぞれのモデルの走りの特徴はどうでしょうか。
街中はハイブリッドモデルが軽快に走る
ハイブリッドは馬力が小さいですが、走り出しはモーターがアシストしてくれるので、街中での走りは軽快です。走り出しが一番ガソリンを食うので、街中での燃費も悪くならないのがハイブリッドモデルの良いところです。
高速道路や山道ではガソリンモデルの方が軽快に走る
高速道路や山道ではパワーが大きい方が加速も良いので、ガソリンモデルの方が軽快です。逆に車重が重く、馬力が小さいハイブリッドモデルは、高速や山道は不向きです。
また、ガソリンモデルのエンジンはアトキンソンサイクルを搭載しているので、高速道路での燃費はハイブリッドモデルにも負けないぐらい燃費は良いです。家族みんなで高速を使って出かける方はガソリンモデルが魅力的ではないでしょうか。
ガソリンモデルは実用的なので若い子育て世代にはお得な車
ガソリンモデルが多く選ばれているのは、この車を購入する世代の多くが30代~40代だからでしょう。
シエンタを購入した後は、家族みんなで出かけるシーンが想像できます。高速道路にも乗りますし、冬になればスキー場など山にも行きます。
こんな使い方をするならガソリンモデルも方が向いていますし、30代~40代はお金を少しでも節約したいので、費用が抑えられるガソリンモデルを購入しているのでしょうね。ちなみに私も30代の妻子もちなので、シエンタを買うならガソリンモデルを選びます。
シエンタを安く買うにはどうしたらいいのか?
人気の新型シエンタですが大手車買取り業者の調査結果によると実際に購入しようとする5人に4人はディーラーの営業マンに騙されているそうです。
実は私も実際に騙されそうになりましたが、車販売の営業主任をしている友達にアドバイスしてもらって、騙されないで20万以上も安く買うことができました。
その時の実際の見積はこちらです。
⇒営業マンのウソを暴露!シエンタを限界まで値引きしてもらうには