新型シエンタのスタッドレスタイヤや夏タイヤの購入を考えている人がまず見るのはタイヤサイズだと思います。カタログではノーマルだと15インチ、メーカーオプションで16インチ、モデリスタが17インチを設定していますが、純正のタイヤは高価なので、いざ購入になると社外品を探す人が大半だと思います。
実は私もその一人で、ディーラーで純正を購入するよりもオートバックスなどで社外製品のタイヤやホイールをセットで購入した方が圧倒的に安いですからね。
ですが、実際購入となると
- 185/60R15
- 195/50R16
- 195/45R17
こんな数字の横に「シエンタ用」とお店では書いてあると思います。インチだけ選べばいいと思っていたのに185とか60Rとか、何の事だかわかりませんよね。私も購入するときにかなり悩みました。そこで今回は、シエンタのタイヤサイズについて結局どれを買うのがベストなのか調べてみたので紹介したいと思います。
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新型シエンタのタイヤサイズは素人なら純正と同じものを選ぶべき
出典:https://www.goodyear.co.jp/
まずは、ノーマルの「185/60R15」この表記が何を意味しているのか簡単に説明します。これが理解できないとタイヤを選べませんからね。
185とはタイヤの幅のこと
まずは左の185はタイヤの幅を意味しています。185mmの幅ですよと言っているのです。これは簡単ですね。
15はインチを意味している
次に一番右の15はインチのことです。ホイールの直径を意味しています。この数字が大きいとホイールが大きくなるわけです。
60は偏平率のこと
タイヤについて調べていると必ず偏平率が出てきます。なんだか難しい言葉ですが要は、タイヤの厚さのことです。この数字が大きいと分厚いと思ってください。
15インチのタイヤは60なのに対して16インチのタイヤは50です。これは16インチのタイヤが15インチのタイヤよりも10%薄いことを意味しています。タイヤが薄くなるとその路面の凹凸を受けるクッションが少なくなるわけですから、乗り心地に関しては悪くなると言われています。
Rはラジアルタイヤのこと
Rはラジアル構造のタイヤのことなんですが、ちょっとマニアックな話になるのでここでは割愛します。ただ最近のタイヤはほとんどがラジアルタイヤなので、普通のタイヤだと思っておけばOKです。
タイヤこれだけ知っていれば十分。オフセットとかには踏み込まない方が良い
タイヤのサイズについてはもっと細かく調べていくとオフセットなどけっこうマニアックなところにたどり着きます。ただ、この辺りの情報は本当に車が好きな人や改造が趣味のような人が特殊なタイヤを取り付けるときに必要な情報です。
タイヤについて詳しくない素人であれば、今回紹介した幅とインチと偏平率だけ知っていればタイヤ選びには困ることはないハズです。
タイヤサイズをインチアップするなら純正と同じタイヤサイズを選ぶ
「ノーマルの15インチだと見た目がちょっと・・・」
と思う方はインチアップを考えているかもしれませんが、下手に自分の判断でサイズを選ばないほうが良いです。例えば17インチのホイールにするけど、乗り心地もそのままにしたいから、偏平率は15インチと同じにするために
195/60R17
こんなタイヤを選んだとします。おそらくこのタイヤはシエンタには取り付けできないでしょうね。インチが大きくなったのにタイヤの厚さがそのままだと、大きすぎてタイヤを収めるスペースに入りません。
また、仮に取り付けられたとしても、ハンドルが切りにくくなりものすごく運転しにくい車になるでしょう。
なので、もし17インチにインチアップするなら、純正と同じ
195/45R17
のタイヤサイズを選ぶとよいでしょう。
アルミホイールを選ぶなら15インチと16インチどっち?
シエンタではメーカーオプションでアルミホイールを選択できますが、その時に15インチと16インチを選択できます。これは何を意味しているかと言うとトヨタが
「15インチも16インチも対応してますよ」
とお墨付を出しているということです。オートバックスなどのタイヤショップではこのことを知っているので、シエンタは15インチと16インチのタイヤサイズを売り出しています。
でもいざ購入するとなると、どっちにしようか悩んでしまうので、それぞれのメリットデメリットを紹介します。
16インチは見た目が良いが乗り心地が落ちる
16インチのタイヤはホイールが大きくなるわけですから、タイヤが大きく見えてスポーティで見た目がかっこよく見えます。インチの大きいタイヤを履きたがる人の5人に4人は見た目を良くするためにやっています。
ただ、インチが大きくなるとそのタイヤが薄くなるので、乗り心地が落ちます。乗り心地に関しては
「固い方が好き」
と言う人もいますので、一概には言えませんが、一般的には悪いと言えるでしょう。
また、タイヤが大きくなったことにより最小回転半径が5.2mから5.8mとなりけっこう大回りをすることになります。運転のしやすさからするとここもマイナスポイントでしょう。
現行シエンタ、オプションの純正16インチアルミホイールを履くと最小回転半径が5.2mから5.8mになってしまうらしい… 現行クラウンでさえ5.4mなのに、5.8mはキャデラック・エスカレードと同じ数値… pic.twitter.com/Vsm0bTw6dW
— なかんづくイモビトネ (@thsc782_407) May 5, 2018
実際に口コミでもこのように不満を感じている人が少なくありません。
15インチは見た目が劣るが乗り心地が良くコスパがいい
15インチは16インチに比べると、見た目は大衆車っぽくなりますが、タイヤは分厚いので乗り心地は良いです。また、インチが小さい方がホイールもタイヤも安いので、タイヤの購入価格を抑えられ、コストパフォーマンスに優れています。
お店でも15インチのほうが良く売れているようですから、新型シエンタのユーザーは見た目よりも、価格と乗り心地が重視なのでしょう。
シエンタについて乗り心地が良いと評価されていますから、15インチが選ばれるのにはちゃんとわけがあるんですね。シエンタの評価の詳細はこちらでやっています。
⇒欠点はどこ?トヨタ新型シエンタの評判・評価
タイヤサイズが14インチだと取り付けられないのか?
タイヤサイズが小さい方がコスパは良いのなら、もっと小さいタイヤを取り付けられないのかと考える人もいると思います。これについても調べてみました。
旧型シエンタダイスの14インチのタイヤは付けられない
14インチと言えば旧型のシエンタダイスが履いていました。旧型からの乗り換えを考えている人はタイヤをそのまま使えないかと考える人もいるかもしれません。
これに関しては、どうやっても取り付けることが出来ません。旧型のシエンタのタイヤはボルトの数がボルトの数が4本でしたが新型は5本です。なので、物理的に無理なのです。
ボルトが5本の14インチのタイヤだとどうなのか?
ボルトが5本の14インチのタイヤだったとしてもやめた方が良いでしょうね。14インチになるとディスクブレーキとの間に隙間ができてしまい、そこに石やゴミなどが入ってディスクブレーキを壊してしまいます。
タイヤサイズが大きいとスタッドレスタイヤが高い。安いからと言ってチェーンを選択しない方が良い
冬になると必要になるのはスタッドレスタイヤです。スタッドレスタイヤの購入となるといい値段しますから、チェーンの購入を考える人もいると思いますが、シエンタの場合はやめておいた方が良いです。
チェーンはあくまで臨時的に使用する
スタッドレスの購入を考えると言うことは、少なくても1週間以上は雪道や凍った道を走る機会がある人だと思います。そう言う人にはチェーンはおすすめできません。チェーンだと雪がないところで乗るとガタガタして乗り心地は最悪ですし、路面もキズ付けてしまいます。タイヤにとっても良い環境ではありません。
チェーンを使用するのなら、
- スキー場へ行くのに10キロだけ雪道を走る
- 明日1日だけ雪道を走る
こんな場合だけにした方が良いでしょうね。また、シエンタの場合は家族が乗ってい移動することが多いでしょうから、冬の場合は常時雪道に強いスタッドレスタイヤを選択しておいた方が安全に運転ができるでしょうね。
タイヤサイズが大きくても安く買うにはどうしたらいいのか
ネットでタイヤの価格を調べている人もいると思いますが、実は実際の店舗で価格交渉をした方が安く買えたりします。例えばオートバックスで見積もってもらったタイヤを、イエローハットで同じ条件で出してもらうとオートバックスよりも安くしてもらえます。これをするだけで、ほぼネットの価格と同じぐらいにしてもらえるハズです。
さらに、タイヤショップで購入する場合は取り付け工賃も含んでいることが大半ですので、5000円程度の円程の取り付け工賃も無料でやってもらえるのでかなりお得なんです。
シエンタのタイヤサイズはどれを買うのが良いのか?
これはどう考えても15インチでしょうね。
知らない人から見れば15インチも16インチも見た目の違いは気が付きません。となると乗り心地や価格の安い15位インチを選ぶべきです。
また、17インチはモデリスタから発売されてはいますが、実はモデリスタは純正ではないのです。トヨタが認めている社外メーカーと言った感じでしょうか。なので、本当の純正は15インチと16インチだけなので、15インチがベストな選択でしょう。
ちなみにタイヤ以外の装備についてはこちらで詳しく紹介しているので、これからシエンタを購入しようと考えている方は参考にしてみて下さい。
⇒新型シエンタの価格と装備から決定したおすすめグレードとは