アクアは燃費が良く、維持費も安い車として人気ですが、
アクアの税金はいくらなのでしょうか?
毎年5月中ごろに届く税金の通知に、どんな方も頭を抱えていることかと思います。
こちらでは分かりづらいアクアの税金がいくらなのかはもちろん、いつかかるのか、どんな税金がかかるのかも解説していきます。
アクアの税金がいくらなのか気になる方はもとより、アクアの維持費がどれくらいなのか気になる方もチェックしてみてください。
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アクアにはどんな税金がいくらかかっている?一覧にして紹介!
まず、アクアの税金には、どのようなものがあるかを見ていきましょう。
こちらでは、アクアの税金がいつかかるか、いくらかかるかを、わかりやすく早見表にしてまとめました。
いつかかる | 税金の種類 | 金額 |
毎年 | 自動車税 (5月中旬に通知書到着 5月末までに納付) |
2019年10月1日移行の新車登録 3万500円 2019年9月30日以前の新車登録 3万4,500円 |
合計 | 3万500円 or 34,500円 |
|
車検時
|
自動車重量税 | 0円(2回目の車検まで) 1万5,000円(3回目の車検以降) |
自賠責24ヶ月分 (強制保険) |
1万7,650円 | |
印紙代 | 1,800円 | |
合計 | 1万9,450円 ~3万4,450円 |
|
購入時
|
自動車税(月割) | 2,500円 ~3万500円 (購入月による) |
消費税 | 車両価格の10% (現行アクアの場合は24万円) |
|
環境性能割 | 0円 | |
車庫証明 | 自分で行う場合 2,000円 ~3,000円 代行してもらう場合 5,000円 ~2万円 |
|
リサイクル預託金 | 8,420円~1万590円 | |
【新車のみ】 自動車重量税 |
0円 | |
【新車のみ】 検査登録(ナンバー代) |
自分で行う場合 2,000円 ~1万円 代行する場合 1万円 ~3万円 |
|
【新車のみ】 自賠責保険料 (37ヶ月分) |
2万4,190円 | |
合計 | 【中古車の場合】 1万2,920円 ~6万1,090円 【新車の場合】 3万9,110円 ~11万5,280円※消費税除く |
アクアには以上のような税金がかかります。
各税金の詳細についての紹介はこのあとでしています。より知りたい方はご覧ください。
アクアに毎年かかる税金を自動車税のみ!
まずは、アクアに毎年かかる税金からみていきましょう。
- 自動車税
合計:3万500円 or 3万4,500円
アクアの自動車税は3万500円か3万4,500円
アクアに毎年かかる税金は自動車税のみです。金額は登録をいつしたかによって変わります。
2019年10月1日移行の新車登録なら3万500円、2019年9月30日以前の新車登録なら34,500円です。
例えば2021年に発売した新型アクアなら自動車税は3万500円となります
なお、どの年式やグレードのアクアでも同じ金額がかかります。
排気量 | 自動車税額 | 該当するアクア |
1,500cc | 2019年10月1日移行の新車登録 3万500円 2019年9月30日以前の新車登録 3万4,500円 |
全グレード・全年式 |
自動車税は車の排気量によって変わります。アクアは全グレード・全年式、共通して1,500ccであるため自動車税も変わりません。
なお、アクアは、自動車税を軽減するグリーン化特例の対象外です。
グリーン化特例の対象車は、電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車、天然ガス自動車のみなので、ただのハイブリッド車であるアクアは対象外となります。
アクアに13年ルールは適用されない
アクアは、購入後13年が経過しても自動車税が増加しないことが特徴です。
新車の登録から13年が経過すると、自動車税は15%上がります。年式の古い車の場合、税金が約4万円から5万円になることも少なくありません。
ただし、この13年ルールは、ハイブリッド車や電気自動車といった環境負荷の少ない車は適用外です。
アクアはハイブリッド車にあたるため、13年経過しても税金が変わらないのです。
アクアに車検時かかる税金は3種類!エコカー減税の恩恵あり
車検時にもアクアに税金がかかります。
アクアには車検時かかる税金は3つです。
- 自動車重量税
- 自賠責保険(強制保険)
- 印紙代
合計:1万9,450円~3万4,450円
自賠責保険と印紙代は税金ではありません。
しかし法律で支払うことが義務付けられている法定費用なので、税金の親戚として紹介します。
自動車重量税は1万5,000円(登録から三回目の車検から)
アクアの自動車重量税は1万5,000円です。ただし、アクアの重量税は2回目の車検まで免除されます。
重量税は、自動車の重量によって金額が変わります。アクアの重量は1,000kg以上、1,500kg以下なので、重量税は2万4,600円となります。
さらに、アクアは燃費基準を達成しているため、エコカー減税の対象です。そのため、新車購入から5年間(2回目の車検まで)の重量税が免除されます。
また、7年目(3回目の車検から)の重量税も値引きされるので、1万5,000円です。
自賠責は24ヶ月分の1万7,650円
アクアの自賠責保険料は24ヶ月(2年間)で1万7,650円となります。
自賠責保険は強制保険と呼ばれるもので、加入していない車を運転することはできません。
アクアは自家用乗用自動車に分類され、2023年4月1日の新基準に照らし合わせると、自賠責保険料は24ヶ月(2年間)で1万7,650円となります。
印紙代は1,800円
アクアの印紙代は1,800円です。
ディーラーや指定工場で車検を行えば、印紙代は1,200円になりますが、600円の違いなので印紙代節約のために、ディーラーや指定工場に持ち込む必要はありません。
印紙代は「税金や費用を払った証明書を発行する手数料」のことを指します。
車検も、費用を払ったことを証明しないといけないので、印紙代は必ず必要になる費用となっています。
アクアに購入時かかる税金は8種類
アクアを購入するときにも税金がかかります。”諸費用”というやつです。
毎年かかる税金や車検時にかかる税金より複雑ですが、車の購入時にどんな税金がどのくらいかかっているかは把握できて損はないので、頑張って覚えましょう。
まず、中古でも新車でもかかるアクアの税金はこちら。
- 自動車税(月割)
- 消費税
- 環境性能割
- 車庫証明
- リサイクル預託金
【中古車】 1万2,920円~6万1,090円
さらに、新車でアクアを購入する場合は、追加で以下の税金もかかります。
- 自動車重量税
- 検査登録(ナンバー代)
- 自賠責保険料
【新車】 3万9,110円~11万5,280円
一つずつ確認していきます。
購入時にかかるアクアの税金(新車・中古共通)
はじめに、新車でも中古車でもアクアを購入する際にかかる税金を見ていきましょう。
自動車税(月割)
自動車税は、車を買うときにもかかります。
この際、4月を基準として、購入月の来月分から月割になった金額を自動車税として納めます。
文章では分かりづらいので、実際に何月に買えばいくらの自動車税がかかるのかを一覧にしました。確認していきましょう。
購入月 | アクアの 月割自動車税 |
3月(12ヶ月分) | 30,500円 |
4月(11ヶ月分) | 27,900円 |
5月(10ヶ月分) | 25,400円 |
6月(9ヶ月分) | 22,800円 |
7月(8ヶ月分) | 20,300円 |
8月(7ヶ月分) | 17,700円 |
9月(6ヶ月分) | 15,200円 |
10月(5ヶ月分) | 12,700円 |
11月(4ヶ月分) | 10,100円 |
12月(3ヶ月分) | 7,600円 |
1月(2ヶ月分) | 5,000円 |
2月(1ヶ月分) | 2,500円 |
たとえば、8月にアクアを購入した場合、9~3月の税金が発生するため、7ヶ月分の17,700円を自動車税として納付します。
また、計算式はこのようになります。
計算式
年税額 ÷ 12(ヶ月) × 残月数 = 月割自動車税額(100円以下切り捨て)
消費税
アクアは本体価格も高い分、かかる消費税も大きくなります。
現行のアクアは税込214.6万円~税込283.7万円なので、20万円~25万円が消費税としてのせられています。
税込表示なので、あまり気にする機会はないかもしれませんが、これだけの税金を払っているという意識はあったほうがいいでしょう。
環境性能割
環境性能割は、アクアを新車で買う場合は免税されます。
中古でアクアを買う場合はかかることもありますが、ほぼ0円といって差し支えない程度です。
環境性能割は、以前は自動車取得税と呼ばれていた税金です。自動車の環境不可に応じて0~3%の税金が取られます。
アクアは環境負荷の少ない車であるため、環境性能割はかかりません。
中古のアクアは、環境性能割がかかりますが、国が設定した残価率によって、基準となる取得金額が割引されるため、ほんのわずかにしかかかりません。
参考までに、環境性能割における中古車の残価率を載せておくので興味があればご覧ください。
経過年数 | 残価率 |
1年 | 0.681 |
1.5年 | 0.561 |
2年 | 0.464 |
2.5年 | 0.382 |
3年 | 0.316 |
3.5年 | 0.261 |
4年 | 0.215 |
4.5年 | 0.177 |
5年 | 0.146 |
5.5年 | 0.121 |
6年 | 0.1 |
7年 | 0 |
車庫証明
車庫証明の費用は都道府県によって違いますが、普通車扱いのアクアでは2,000~3,000円程度でしょう。
また、ディーラーや販売店などに代行してもらうこともできますが、5,000~2万円程度の代行料を取られる点には注意が必要です。
さほど難しい手続きではないので、自分でチャレンジするのもいいかもしれません。
リサイクル預託金
アクアのリサイクル預託金は8,420円~1万590円です。
リサイクル預託金とは、要するに廃車手数料です。自動車は廃車手数料を先払いします。
リサイクル預託金は、車を売る際に還付(買取見積に上乗せ)され、次の所有者がリサイクル預託金を払います。
廃車にする際は、リサイクル預託金は返ってこないので注意しましょう。
購入時にかかるアクアの税金(新車のみ)
次は、新車購入時にのみかかるアクアの税金を見ていきましょう。
自動車重量税
アクアはエコカー減税の対象であるため、購入時と、購入から5年間(2回目の車検まで)の重量税が免税になります。
しかし、3回目の車検(7年目)以降は1万5,000円の重量税が徴収されます。
検査登録(ナンバー代)
検査登録は自分で行えば2,000円で済みますが、手続きも煩雑なので、ディーラーや販売店に任せるのが無難でしょう。代行料は1万円~3万円程度です。
また、中古車でも希望のナンバーを取りたい場合や、ナンバーの付いていない車を購入した場合は、検査登録が必要になります。
自賠責保険料
車検時だけでなくアクアを新車で購入したときも自賠責保険料を払います。
また、購入時は車検時と違い、3年と1ヶ月分(37ヶ月分)の保険料を納める決まりになっているので、2万4,190円必要です。
アクアにかかる税金以外の維持費
アクアには税金以外にも維持費がかかります。
アクアにかかる維持費には以下のようなものが考えられます。
- ガソリン代
- 車検代
- 駐車場代
- 消耗品・メンテナンス費等
- その他
合計:およそ3万円~4万円(毎月)
アクアの維持費の平均は、月3~4万円といわれています。
しかしアクアの維持費は、住んでいる環境や、何にお金をかけたいかにもよって変わってくるので、一概にいくらとはいえません。
こちらでは主なアクアの維持費をピックアップして紹介していきます。
ガソリン代
アクアのガソリン代は年間で7万4,748円、毎月6,229円程度と考えられます。
アクアの実燃費は23.6 km/Lなので、ガソリン代をリッター175円、毎月の走行距離を840km(平日1日40km×20日+休日1日5km×8日)とした場合、このくらいの金額になります。
アクアの燃費については以下でも詳しく解説しているので、詳細は以下をご覧ください。
車検代
アクアの車検は7万円~9万円程度が相場です。
これは、さきほど紹介した税金や法定費用も込みの金額となっています。
駐車場代
アクアの駐車場代は、都内であれば月2万円~5万円が相場となっています。
ただ、地方では5,000~1万円程度であり、さらに持ち家で駐車場代がかからない場合もあるので一括りに「アクアの駐車場は〇〇円かかる!」という事はいえません。
こちらで挙げた月2万円~5万円という金額は、都内限定の参考値くらいに留めて置いてください。
消耗品・メンテナンス費等
そのほかにも、消耗品やメンテナンス費などの維持費がアクアにかかります。これは本当に個人差があるところです。
例として挙げるなら、アクアの消耗品。メンテナンス費には、このようなものが考えられます。
- タイヤ交換
3,000~5,000円(半年ごと) - バッテリー交換
2万~4万円(2~5年に一度) - 法定点検(12ヶ月点検)
1万~2万円(1年ごと) - 洗車代
500円~3,000円(個人差有) - オイル交換
3,000円~1万円(1万kmごと) - ワイパー交換
0~8,000円(半年~2年ごと) - その他
アクアのメンテナンス費として考えられるものは、このように膨大です。
さらに、車の使い方や個人の考え方によって、何にお金を使ってどこの出費を抑えるのかは違います。
自分がどのように車にを使うか、どのように乗りたいかをよく考えて、可能な範囲でアクアの手入れをしましょう。
トヨタ新型アクアを安く買うには?
トヨタ新型アクアはコンパクトカーの中でも車両本体価格が高いので、重要になってくるのは値引き。
ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…
値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い
ということです。
この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際にアクアを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。
⇒トヨタ アクアの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?