フリード

新型フリードの燃費が悪い?ハイブリッドとガソリン車の差やシエンタとの違い

新型フリードの燃費に関してはまだ不明な点が多く、

ハイブリッドの燃費が悪い?
ガソリン車で後悔する?

といった疑問が絶えません。

こちらでは、新型フリードの実燃費を、カタログ燃費や燃費の口コミなどから多面的に検証しています。

結果をまとめるとこのように。

まずは新型フリード(ガソリン)の燃費に関してはこちら。

新型フリード(ガソリン)の燃費の特徴
  1. 実燃費は13.6~13.7km/L
  2. 旧型とほぼ変わらず
  3. シエンタより悪く、セレナより良い

そして、e:HEV(ハイブリッド)の燃費にはこのような特徴があります。

新型フリードe:HEVの燃費の特徴
  1. 実燃費は22.0~23.8km/L
  2. 旧型より向上
  3. セレナより良く、シエンタと並ぶほど

旧型フリードや、ライバル車のトヨタシエンタ、日産セレナとの燃費比較も行なっています。

新型フリードの燃費を知りたい方や、燃費のいいミニバンをほしい方は参考にしてみてください。

新型フリードの実燃費とカタログ燃費!リッター何キロ走る?

さっそく、新型フリードのカタログ燃費(WLTC)と実燃費を見ていきます。

まずは、新型フリード(ガソリン)の燃費から。

グレード カタログ燃費
WLTC
実燃費 達成率
エアー
(6人乗り)
16.5km/L 13.7km/L 82.9%
エアーEX
(6人乗り)
16.4km/L 13.6km/L 82.9%
エアーEX
(7人乗り)
16.4km/L 13.6km/L 82.9%
クロスター
(5人乗り)
16.4km/L 13.6km/L 82.9%
クロスター
(6人乗り)
16.4km/L 13.6km/L 82.9%

※実燃費は旧フリードより概算

新型フリード(ガソリン)の実燃費は13.6~13.7km/Lとなっています。

つづいて、e:HEV(ハイブリッド)の燃費はこちら。

グレード カタログ燃費
WLTC
実燃費 燃費達成率
エアー
(6人乗り)
25.6km/L 22.1~
23.8km/L
86.5~
93.0%
エアーEX
(6人乗り)
25.4km/L 22.0~
23.6km/L
86.5~
93.0%
エアーEX
(7人乗り)
25.3km/L 21.9~
23.5km/L
86.5~
93.0%
クロスター
(5人乗り)
25.6km/L 22.1~
23.8km/L
86.5~
93.0%
クロスター
(6人乗り)
25.4km/L 22.0~
23.6km/L
86.5~
93.0%

※実燃費は旧フリードより概算

新型フリード(e:HEV)の実燃費は22.0~23.8km/Lとなっています。

新型フリードの実際の燃費はどれくらい?口コミから検証してみた!

ここまで、新型フリードの実燃費を、カタログ燃費をもとに算出してきました。

さらに、多面的に実際の燃費を検証するため、口コミから実燃費を算出してみます。

フリードの燃費の口コミは良好

フリードは、燃費に定評のある車です。旧型フリードではこのような口コミとなっていました。

フリード燃費の口コミ・評価
・燃費はかなりいい
・ハイブリッドなら20km/L以上出る
・市街地燃費はそこまで良くない

燃費に気をつけながら走れば、18km/L前後

みんカラ

このように、旧フリードの燃費はかなりの評判となっていました。新型フリードでも同じく良好な燃費が期待できます。

実際の燃費はガソリン車で13~15km/L、e:HEVで22~25km/L

新型フリードの実際の燃費は、ガソリン車で13~15km/Le:HEVで22~25km/Lくらいだと予想されます。

その根拠には以下2つが挙げられます。

  1. 旧フリードのガソリン車がその程度
  2. e:HEVはハイブリッドより燃費がいい

旧フリードのガソリン車のカタログ燃費は、新型フリードのものとそう大きくかわりません。同じく実燃費もあまり変わらないことが予想されます。

対してe:HEVは、新型フリードで新たに採用されたハイブリッドシステムです。旧フリードまではただのハイブリッドでした。ただのハイブリッドよりも、e:HEVのほうが燃費がいいと考えられます。

以上のことから、新型フリードの燃費は、ガソリン車で13~15km/Le:HEVで22~25km/Lだと予想されます。

旧型フリードの燃費はどのくらい?新型フリードと比較!

新型フリードの燃費の次は、旧型フリードの燃費をチェックしていきましょう。新型フリードは歴代のフリードと比べて燃費は良くなっているのでしょうか?

まずは旧型フリードのガソリン車の燃費から紹介します。

登録年月
型式
カタログ燃費 実燃費 燃費達成率
2024年
フリード
(3代目)
16.5~
16.4km/L
13.7~
13.6km/L
82.9%
2016年09月
GB5
(2代目)
17.0 km/L 14.08 km/L 82.8%
2010年07月
GB3
(初代)
※16.0~
16.6 km/L
12.13 km/L 73.1~
75.8%
2008年05月
GB3
(初代)
※16.0~
16.6km/L
13.06 km/L 78.7~
81.6%

※初代は旧測定方法(JC08)による測定

ガソリンでは、新型フリードは2代目のフリードに比べて、カタログ燃費・実燃費ともに下がっていますね。

とはいえそう大きな違いではないので、新型フリードの体感的な燃費は旧型フリードとそこまで変わらないと考えられます。

そして、旧型フリードハイブリッドの燃費はこの通り。

登録年月
型式
カタログ燃費 実燃費 燃費達成率
2024年
フリード
(3代目)
25.3~
25.6km/L
21.9~
23.8km/L
86.5~
93.0%
2016年09月
GB7
(2代目)
20.8 km/L 19.35 km/L 93.0%
2011年10月
GP3
(初代)
※21.6 km/L 16.09 km/L 74.5%
2011年10月
GP3
(初代)
※21.6 km/L 15.06 km/L 69.7%

※初代は旧測定方法(JC08)による測定

新型フリードからハイブリッドシステムが変更され、e:HEVが採用されたことによって、カタログ燃費・実燃費双方ともに上昇しています。

以上のことから、旧型フリードと比較した新型フリードの燃費は、e:HEV(ハイブリッド)で改善、ガソリン車はさほど変わらないといえるでしょう。

新型フリードとライバル車の燃費比較!シエンタやセレナと比べてどう?

ここまで、フリード同士で比較してきましたので、次はフリードのライバル車と燃費比較をしていきましょう。

新型フリードのライバルには、同じくコンパクトミニバンのトヨタのシエンタと、日産のセレナがあります。

車種 カタログ燃費 実燃費 燃費達成率
フリード
(ガソリン)
16.5~
16.4km/L
13.7~
13.6km/L
82.9%
フリード
(e:HEV)
25.3~
25.6km/L
21.9~
23.8km/L
86.5~
93.0%
シエンタ
(ガソリン)
18.3~
18.4km/L
17.5km/L 95.2~
95.8%
シエンタ
(ハイブリッド)
28.2~
28.8km/L
22.6km/L 78.5~
80.1%
セレナ
(ガソリン)
13.0~
13.4km/L
10.8km/L 80.6~
83.1%
セレナ
(e-POWER)
19.3~
20.6km/L
18.0km/L 87.4~
93.2%

新型フリードのガソリン車の燃費はシエンタより悪いですが、セレナよりは良くなっています。やはりシエンタの燃費は圧倒的。

注目すべきはハイブリッドです。フリードe:HEV(ハイブリッド)の実燃費は、シエンタと互角かそれ以上となっています。

フリードのハイブリッドシステムであるe:HEVは、シエンタのハイブリッドシステムと似たような仕組みなので、同じような燃費になるというわけですね。

新型フリードの燃費向上テクニック!

新型フリード燃費をより良くするために、以下のことに気をつけて走りましょう。

新型フリードの燃費向上テクニック

  • アクセルやブレーキは緩やかに
  • 荷物をたくさん載せすぎない
  • タイヤの空気圧やオイルをチェックする

どれも基本的なことですが、一つずつ気をつければ燃費は20%以上向上します。

とくに、急アクセルや急ブレーキは燃費を悪くする一番の原因なので注意しましょう。

e:HEVは回生ブレーキを意識するといい

新型フリードのe:HEVは回生ブレーキを意識して走行してください。

回生ブレーキとは、ブレーキで減失させる走行エネルギーを駆動バッテリーに充電する仕組みのことです。回生ブレーキが働けばハイブリッドのバッテリーに電気が溜まっていきます。

回生ブレーキはアクセルから足を離したときや、軽くブレーキを踏んだときに働くシステムです。

急ブレーキをかけると、エネルギーのロスが多くなり、駆動バッテリーに充電がされにくくなってしまいます

要は、ハイブリッドでも、燃費を良くするために緩やかな加速や減速が大切だということです。

新型フリードのハイブリッド車はガソリン車と比較したらどれだけお得?

フリード ハイブリッド ガソリン 比較

新型フリードの実際の燃費が分かったところで、次はハイブリッド車とガソリン車の燃料コストを比較します。

1ヵ月、1年間のガソリン費を比較。ハイブリッドだと節約できるのか

ハイブリッド車の利点は、何と言ってガソリン車よりも優れた燃費性能。だからこそ、多くのユーザーがガソリン車よりも高い初期投資と知りながらも、ハイブリッド車を購入しています。

では、果たして新型フリードハイブリッドはガソリン車に比べて、どのぐらいお得なのでしょうか。

みんカラの燃費データをもとに、その金額を算出してみました。なお、ここでは1ヶ月の走行距離を1,000km、1年間で10,000km、レギュラー1Lで170円と仮定してガソリン代を算出することとします。

  • 新型フリードガソリン車の場合
    実燃費:13.6Km/L
    1ヶ月:1,000km÷13.6Km/L×170円=12,500円
    1年間:10,000km÷13.6Km/L×170円=125,000円
  • 新型フリードハイブリッドの場合
    実燃費:23.8Km/L
    1ヶ月:1,000km÷23.8Km/L×170円≒7,143円
    1年間:10,000km÷23.8Km/L×170円≒71,430円

差額は・・・
125,000-71,430=53,570円

金額に換算すると1年間で約5万円の差があります。

ハイブリッド車にどれだけ乗れば元が取れるのか?

5万円も差があればハイブリッドにしたくなりますが。注目したいのは、何年乗ればハイブリッド車で元が取れるかです。

ガソリン車とハイブリッドの価格差が約35万円なので

35年 ÷ 5万円 = 7年

約7年間乗れば元を取ることは理論的には可能ですね。

10年ぐらい乗るつもりであれば、ハイブリッドを購入した方がコスパは良さそうです。

新型フリードは特にe:HEV(ハイブリッド)の燃費がいい!ガソリン車で十分な場合も

最後に新型フリードの燃費の特徴についてまとめていきます。

まずは、新型フリード(ガソリン)の燃費の特徴から見ていきましょう。

新型フリード(ガソリン)の燃費の特徴
  1. 実燃費は13.6~13.7km/L
  2. 旧型とほぼ変わらず
  3. シエンタより悪く、セレナより良い

続いて、新型フリード e:HEV(ハイブリッド)の燃費の特徴は以下の通り。

新型フリードe:HEVの燃費の特徴
  1. 実燃費は22.0~23.8km/L
  2. 旧型より向上
  3. セレナより良く、シエンタと並ぶほど

新型フリードはシエンタを意識しているだけあり、燃費はかなり良くなっています

とくにハイブリッドの燃費は目を見張るものがありますね。

燃費は長い距離を乗るだけ影響が大きくなるので、高速に乗る機会の多い人、年間1万キロ以上乗る人や10年以上乗るつもりの人には間違いなく新型フリード e:HEV(ハイブリッド)がおすすめです。

しかし、反対に長い距離を乗らないのであれば、本体価格の高いe:HEVを買ってしまうと燃費で回収するまでに長い期間がかかってしまいます。

高速にあまり乗らない人や、年間走行距離が1万キロ未満の人は、新型フリードのガソリン車でも十分でしょう。

これから新型フリードを購入する人は、こうすると安く買える

freed_yasuku

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