新車をお得に購入したいなら、値引き交渉は避けて通れないものです。
値引き交渉なんて難しそう…
いくらくらい値引きできるの?
このような不安があっても安心してください。こちらでは車の値引き交渉について初心者にもわかりやすくまとめました。
実際の値引きのコツや交渉術はもちろん、してはいけないNG行動も紹介しています。
今から新車の値引き交渉をする方はもちろん、値引き交渉に失敗してしまった方や、お得に新車を買いたい方にも参考にしていただければ幸いです。
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新車の値引き相場の限界は普通車で8.1%、軽自動車で10.5%
2024年7月時点の値引き相場は、普通車で8.1%、軽自動車で10.5%となりました。
この数値は、人気車種5車種の値引き相場の平均値を出していますので、より実態に近い数値です。
実際の値引き率を見ていきましょう。まずは普通車の値引き相場から。
車名 | 新車価格 【値引き価格】 |
値引き率 |
カローラ カローラクロスの値引き相場 |
299万円 【26万円】 |
8.4% |
ヤリス ヤリスの値引き相場 |
160万円 【18万円】 |
11.3% |
シエンタ シエンタの値引き相場 |
287万円 【12万円】 |
4.2% |
ノート ノートの値引き相場 |
219万円 【26万円】 |
11.9% |
ヴェゼル ヴェゼルの値引き相場 |
312万円 【15万円】 |
4.8% |
平均値引率 | 8.1% |
つづいて、軽自動車の値引き相場はこの通り。
車名 | 新車価格 【値引き価格】 |
値引き率 |
スペーシア スペーシアの値引き相場 |
153万円 【20万円】 |
13.1% |
N-BOX N-BOXの値引き相場 |
165万円 【10万円】 |
6.1% |
タント タントの値引き相場 |
140万円 【12万円】 |
8.6% |
ワゴンR ワゴンRの値引き相場 |
128万円 【20万円】 |
15.6% |
ハスラー ハスラーの値引き相場 |
160万円 【15万円】 |
9.4% |
平均値引率 | 10.5% |
定説では、「値引き相場は普通車で10%、軽自動車で5%」と言われています。
しかし、このように数値で見てみると、普通車も軽自動車も値引き相場はそう変わらないことがわかりますね。
以上のことから、普通車も軽自動車も、おおむね10%程度値引きが限界といえるでしょう。
この数値はあくまでも平均値に過ぎず、具体的な値引き額は各車種やオプションによってもかわってきます。実際の値引きラインはこちらから気になる車種を探して見てください。
値引き交渉は事前準備から!すべきこと5つ
具体的な値引き額の次は、値引き交渉をする前の事前準備を見ていきましょう。
値引き交渉前にすべき事前準備は以下の5つです。
- 最低限の知識は仕入れておく
- グレードやオプションをリサーチしておく
- 具体的な値引き目標を決めておく(10%前後)
- 本命以外もリサーチしておく(第二候補やライバル車)
- 保有している車の下取り金額も調べておく
車の値引き交渉は、実際に店舗を訪れる前から始まっています。しかし、丸腰で値引き交渉をしたところでカモにされて終わりです。
ディーラーから限界の値引きを引き出したい場合は、必ず事前準備から始めましょう。
最低限の知識は仕入れておく
まずは最低限の知識を身につけることから始めましょう。
悪徳ディーラーにとって知識のない客ほど騙しやすいものはありません。また、善良なディーラーも知識のないお客さんには提案やおすすめをしづらいのも現実です。
このように最低の店を避けるためにも、最良のサービスを受けるためにも最低限の知識は必要不可欠といえます。
より専門的な車の知識を得るには、専門雑誌を購読したり、詳しい人に聞いたりするのがおすすめですが、ディーラーと交渉をする程度の知識であれば、当サイトのコンテンツを流していただくだけでも十分です。
こちらから購入を検討している車の記事を探して、参考にしてみてください。
グレードやオプションをリサーチしておく
包括的な最低限の知識を得られたら、検討している車種のグレードやオプションも調べておきましょう。
各グレードがいくらでどんな違いがあるか、オプションは価格がどれくらいで必要なものはどれか。
これがわかっていないと、ディーラー勧められるがままに、ムダにハイグレードでオプションマシマシの高額見積もりが出来上がるので気をつけましょう。
具体的な値引き目標を決めておく(値引き目標計算ツール使用を推奨)
具体的な値引き目標は必ず決めておいてください。目標金額を決めるのには当メディアの値引き目標計算ツールを使うのがおすすめです。
値引き目標は車種やオプション、買う時期によっても大きく変わるので一律いくらということはいえません。
値引き目標計算ツールは最新の値引き情報が反映されており、グレードを選択しオプション金額を入力するだけで値引き金額がわかります。
たとえば、トヨタの新型ヤリスの場合、値引き目標はこんな感じ。
このように、新型ヤリスの値引きの合格ラインは21万円であることがわかります。
以上のことから、
当メディアで紹介している車種一覧はこちらから。
本命以外もリサーチしておく(第二候補やライバル車)
本命以外の第二候補や、ライバル車についても調べておくといいでしょう。
希望の値引きを引き出せなかったときに「では、こっちの車ならどうか」と第二候補で交渉してみたり「ライバル車の〇〇であればこれくらい値引きしてもらえた」というようなカードを切れるようになります。
本命の車をしっかりリサーチすることも大事ですが、第二候補やライバルのリサーチも忘れずに。
下取り車の査定額はネットで必ず確認しておく
下取りはディーラーが安く査定してくることが多いので、騙されないよう査定額を事前にネットで確認しておきましょう。ナビクル査定だと1~2分で確認できます。
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もし、廃車にするつもりなら、廃車買取サービスがおすすめ。買取保証+税金還付の2重取りが可能です。
車の値引きのコツや交渉術9点を紹介!値引きしたくなる客になるためには?
車の価格交渉の準備を整えたら、次はいよいよ値引き交渉をしていきましょう。
新車の値引き交渉のコツは以下の9つです。
- ディーラーや担当者と信頼関係を築く
- 合意ラインを先に提示する
- 今日決めることを明確に伝える
- オプションを付ける
- ローン払いを検討する
- 任意保険に加入する
- 知人にディーラーを紹介してもらう
- 古い車は下取りではなく買取店に売る
- 相見積もりを取る
以上の9つをすべて行うのが理想ですが、可能な範囲で無理なく取り入れても十分な効果があります。
交渉が苦手ならできる限りで構いません。これからご紹介する交渉術をぜひ活用してみてください。
ディーラーや担当者と信頼関係を築く
一番重要なのが、ディーラーや担当者との間に信頼関係を築くことです。
具体的にはたとえば、客だからといって横柄にならずに礼儀正しく、無茶なお願いはせずにディーラーや担当の事情を考えた値引き額の提示を。このような当たり前のことがもっとも大切になります。
値引き交渉といいますが、下手に理論武装して駆け引きをするよりも、買い手と売り手の対話を試みたほうが長期的な利益は大きくなるでしょう。
つまり「この人になら値引きして売ってあげたい…!」という、値引きしたくなるお客さんになればいいのです。
合意ラインを先に提示する
まずは、希望の値引き額や予算などの具体的な数値を提示しましょう。
「でも、先に具体的なラインを提示したらそれ以上の値引きを引き出せないんじゃ…」
たしかにそのとおりです。だからこそ、限界値引きラインをこちらが把握し、ディーラーに提示しましょう。
むしろ合意ラインがわからない場合は、ディーラーもどこまで下げれば買ってくれるのかがわからないため、慎重な値引きしかしてくれません。
大胆な値引きを引き出すためにも、合意ラインはあらかじめ決めておくのがいいでしょう。
今日決めることを明確に伝える
「〇〇円まで下げてくれるなら今日決めます。」
これは強力なキラーワードです。ディーラーもなるべく早く商談を決着させたいと考えているため、客側から今すぐ決めると言えば多少の無理は聞いてもらえます。
このフレーズは、交渉が始まってすぐ言うもよし、交渉が行き詰まってしまった最後の一押しとしてもよしのフレーズなので、これだけでも覚えてぜひとも使ってみてください。
オプションを付ける
オプションを付けて値引きを引き出したり、無料でオプションを付けてもらって実質的な値引きを獲得したりするのも積極的に狙っていきましょう。
ディーラーオプションと呼ばれる後付け可能なオプションは、ディーラーの裁量で価格設定や値引きができるので、最大で20%の値引きも期待できます。
注意が必要なのが、メーカーオプションと呼ばれるオプションです。メーカーオプションは、ディーラーにそこまでの裁量がなく、大きな値引きは望めません。
値引きを狙うなら、フロアマットやサイドバイザー、カーコーティングといったディーラーオプションを付けるのがおすすめです。
ローン払いを検討する
さらなる値引きをしてもらいたいならローン払いも検討するのも手です。
「車屋さんだって現金一括払いがいいんじゃないの?」
ローンなどに詳しい方はこうお考えかも知れません。
たしかに、分割やローンよりも現金一括払いのほうがお店に喜ばれることが多いですが、車に限っては現金一括よりローンのほうが喜ばれます。
ディーラーを通じてカーローンを組むと、信販会社からディーラーに手数料が振り込まれます。つまり、現金一括よりもローンの方がディーラーの利益が大きくなるのです。
ディーラーもカーローンで利益が十分に確保できれば、より大きな値引きに応じてくれるようになります。
任意保険に加入する
ディーラーを通じて任意保険に加入するのもおすすめです。
ローンと同じように、任意保険もディーラー経由で契約すると、保険会社からディーラーに一定の手数料が支払われます。
この利益の分、支払額から引いてくれる可能性があるでしょう。
しかし、「任意保険に加入してくれたら割引しますよ!」といった勧誘は保険業法に違反するので、このような提案をするディーラーは要注意です。
あくまでもこちらから「任意保険の加入も考えている」ということのみ伝えるようにしましょう。
知人にディーラーを紹介してもらう
知人に紹介してもらったディーラーであれば、値引きに応じてもらいやすくなります。
理由は、すでに知人を通じた人間関係が構築されているから。その知人が”値引きしたくなるお客さん”であれば、ディーラーもより大きな値引きをしてくれるかもしれません。
また、同様の理由から、日頃から付き合いのディーラーで購入するものいいでしょう。
下取り車はディーラーではなく買取店に売る
実質値引きという観点では、下取り車はディーラーではなく買取店に売ったほうが高くなります。
なぜならディーラーでは値引きを大きく見せて安く下取りをするのが常套手段だからです。ディーラーも商売なので当たり前のように下取りは安く叩こうとしてくるのです。
このように騙されないよう査定額を事前にネットでしっかり確認しておきましょう。ナビクル査定だと1~2分で確認できます。
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相見積もりを取る
最後に、見積もりは複数の店で取るようにしましょう。
このときに注意するのは、必ず別会社のディーラーで見積もりを取ること。同じメーカーの車を取り扱っていても、ディーラーの資本は別です。
たとえば、トヨタであればトヨタモビリティとトヨペット、日産であれば日産自動車販売株式会社と日産東京販売株式会社はそれぞれ別の会社になっています。
これらのディーラーは同じメーカーの車を取り扱っていてもライバル会社同士。となれば、ライバル会社にお客を奪われないように必死になるはずです。
このように、ライバル同士で見積もりを競わせて、より大きな値引きを引き出すことができます。
トヨタ車の値引きは渋い?交渉のコツを紹介
トヨタ車は人気車も多く、ディーラーも強気に交渉に臨んでくるため、トヨタ車の値引きは渋いといわれています。
しかし、ポイントさえ押さえれば、ほかの車と同じように値引きを引き出すことも難しくありません。
トヨタ車の値引きの方法は主に2つ。
- トヨペットやトヨタモビリティなど別のディーラー同士に競わせる
- モデリスタなどを装着する
トヨペットやトヨタモビリティなど別のディーラー同士に競わせる
トヨペット、トヨタモビリティ、カローラといった名前の違うトヨタディーラーはそれぞれが別の会社です。
互いにライバル同士なので、見積もりやサービスを競わせれば大きな値引きも期待できます。
モデリスタなどを装着する
高額オプションのモデリスタを装着すれば、その分の値引き交渉が可能です。
モデリスタはディーラーオプションであり、メーカーオプションに比べて大きな値引きが期待できるでしょう。
また、モデリスタを装着すれば、リセールがアップするので、値引きとリセールアップを両方獲得できます。
トヨタ車の値引きについてはこちらで詳しく紹介しているので、よろしければご覧ください。
ホンダ車の値引きを限界まで引き出す方法
ホンダ車も値引きがやや渋いといわれていますが、コツさえ掴めば限界値引きも引き出せます。
- ホンダカーズ〇〇とホンダカーズ△△で競わせる
- ギャザーナビなどの高額オプションを取り付ける
ホンダカーズ〇〇とホンダカーズ△△で競わせる
ホンダカーズ〇〇は、〇〇の中の地域名が違えばすべて別会社です。
たとえば神奈川県のホンダディーラーであれば、ホンダカーズ横浜、ホンダカーズ藤沢、ホンダカーズ中央神奈川…これらはすべて別のホンダカーズとなっています
こちらも別会社のディーラー同士で見積もりを競わせれば、最高値引きを引き出せるでしょう。
ギャザーナビなどの高額オプションを取り付ける
高額なディーラーオプションであるギャザーナビなどを取り付ければ、大きなオプション値引きをしてもらえる可能性があります。
また、ホンダはディーラーオプションやアクセサリーが豊富なので、その分のオプション値引きや、オプションの無料サービスを狙ってもいいでしょう。
ホンダの値引きについてはこちらでより詳細な解説をしています。ホンダ車をご検討の方は流し読みしてみてください。
新車の値引き交渉に応じてもらいやすいタイミング
値引き交渉の方法の次は、値引き交渉に応じてもらいやすいタイミングや時期について解説していきます。
具体的な時期は以下の3種類です。
- 決算期前(年度末・中間決済)
- モデルチェンジ前
- ディーラーごとのセールの時期
値引き交渉はタイミングも重要です。ディーラーが「少し安くても売りたい」と考えている時期に交渉してこそ、最大の値引きが引き出せます。
決算期前(年度末・中間決算)
年度末と中間の決算期は値引きがされやすくなります。具体的には毎年2~3月(年度末)と8~9月(中間決算)です。
決算期には売上実績が確定するので、どの営業も少しでも実績を伸ばそうと努力します。また、決算をまたいでしまうと、その期の実績に計上できなくなってしまうので、早めにケリを付けたいとも考えています。
このような理由から決算期前には、少し無理がある値引きでも応じてもらえる可能性が高いでしょう。
モデルチェンジ前
新型が発表されてモデルチェンジを控えた車も、値引きしてもらいやすくなっています。
現行車は新型車が発売されてしまうと売れ残りになってしまいます。さらに、モデルチェンジが発表されると、新型まで待とうとする買い控えも発生するため、ディーラーも売り切ろうと必死です。
そんなときに「値引きしてくれたら現行車を買います」という申し込みは、まさに渡りに船でしょう。
また、すぐ型落ちになってしまうとはいえ、モデル末期の車は初期不良が改善され、装備も改良されています。
モデルチェンジ前の車は新しくないというだけで、悪いわけではないので、お得に新車を買うならモデルチェンジ直前の現行車を買うのも悪い選択ではありません
ディーラーごとのセールの時期
以上のような時期が以外でも、ディーラーが独自にセールをしていることもあります。
セールの時期はディーラーによって異なります。決算期やモデルチェンジ前にセールを行うこともありますし、大きな買い物をしてしまいがちな、ボーナス後や年末年始にセールが設定されていることも。
たとえば、ホンダカーズ三重では、過去に初売り先取りセールを開催したようです。
みなさまおはようございます☀
本日より12月ですね!2022年も最後の月となりましたが悔いのないよう頑張ってまいりましょう💪
ホンダカーズ三重では本日より「初売り先取りSALE」を開催🎍
年末年始お忙しい方はぜひ初売りを”先取り”しちゃいましょう❣
詳しくは下記URLへ👇https://t.co/4I1zExdly7 pic.twitter.com/IN4djDQx53— ホンダカーズ三重【公式】 (@hondacars_mie) December 1, 2022
このようにセール時期はディーラーが独自に設定しているので、地域のディーラーは一通りチェックしておくといいでしょう。
メールで車の値引き交渉をするときのポイント4点
ここまで、実際にディーラーを訪れて交渉する方法を紹介してきました。次はメールで交渉をする際のポイントをご説明します。
- 具体的な希望額を伝える
- 交渉期間は1週間程度で
- 誠意ある対応をする
- あらかじめ会って人間関係を構築しておく
そもそも実際に顔を合わせて交渉するのがベスト
メールでの交渉を紹介すると言っておいてなんですが、前提として実際に店舗を訪れて顔を合わせて交渉するのがベストです。
値引き交渉は信頼関係を築くことが全てといっても過言ではありません。そうなると、メールのみのやり取りだと、深い信頼関係を築くのは難しいでしょう。
メールでの値引き交渉は、遠方にどうしても欲しい車がある場合のみにし、できれば近隣で欲しい車を探して、実際にディーラーを訪れるようにするのがおすすめです。
具体的な希望額を伝える
具体的な希望額は最初から提示しておくのがいいでしょう。
値引き交渉はお互いにゴールや妥協点が見えなければ腹の探り合いになってしまい、慎重な値引きしか引き出せません。
限界まで値引きを引き出したいのなら、最初から具体的な金額を提示してみてください。
交渉期間は1週間程度で
交渉期間は長くても1週間以内が目安です。
メールでの交渉は買う側が店舗に訪れる手間がない分、やろうと思えばいくらでも交渉期間を引き延ばせます。
しかし、交渉期間を長引かせてもあまりメリットはありません。期間が長引くほど細かな値引きしか引き出せなくなる割に、ディーラーから悪い印象を持たれます。
メールでの交渉期間は1週間が限度だと考えましょう。
誠意ある対応をする
メールでのやり取りだからこそ、普段よりも誠意ある対応を心掛ける必要があります。
メールでのやり取りは顔の見えない分、信頼関係を築くのは難しくなりがち。だからこそ、こちらを信頼してもらうには誠意ある対応をするしかありません。
これは顔を合わせた値引き交渉も同様ですが、こちらは“値引きをお願いしている”くらいに考え、丁寧な対応を心がけましょう。
あらかじめ会って人間関係を構築しておく
あらかじめディーラー店舗を訪れて、人間関係を構築してからメール交渉に入るのもおすすめです。また、普段から付き合いのある店舗でメール交渉をするのもいいでしょう。
メールでの値引き交渉でもっともネックなのが、信頼関係が築きづらい点です。それならば、すでに信頼関係がある程度あるディーラーと取引すれば問題ありません。
一度でも店舗を訪れて営業の担当を付けてもらえば、そこから値引き交渉ができます。多少遠い程度であれば、一度店舗を訪れてからメール交渉に臨みましょう。
これをやると値引き失敗!?交渉のNG行動3つ
値引きのテクニックやノウハウの次は、値引き交渉でしてはいけないNG行動を見ていきましょう。
- 横柄な態度を取る
- 一方的な要求をする
- カモ客になるような行動をする
値引き交渉自体にやりすぎはありませんが、交渉時にしてはいけないことはあります。
値引き交渉時にNG行動を取ってしまい、交渉自体が失敗しないように注意しましょう。
横柄な態度を取る
横柄な態度を取るのは絶対にしてはいけません。
繰り返しになりますが、車の値引き交渉でもっとも重要なのは、売り手と買い手の信頼関係です。信頼できないディーラーから車を買ってはいけませんし、こちらも信頼されるお客さんにならなければいけません。
「こっちは客だ!」「買ってやるんだから値引きしろ!」このような姿勢で値引き交渉をしないでください。
あくまでも、値引きしてもらう立場として礼儀正しく丁寧に。ディーラーから値引きしたくなるお客さんと思われるような行動を心がけましょう。
一方的な要求をする
向こうの都合を考えない、一方的な要求もしないようにしましょう。
値引き交渉はお互いに合意点を探るやり取りです。こちらにも予算がありますが、ディーラーも赤字で売るわけにはいきません。
大体、本体価格の10%前後が値引きの限界だと知り、落としどころを探ってみてください。
カモ客になるような行動をする
カモ客になるような行動を取ってしまうのもいけません。カモ客になる行動は以下の3つです。
- 最低限の知識がない
- ディーラーのいいなりになる
- 交渉を一切しない
ここまでは、値引きしたくなるお客さんになる方法としてNG行動として行動を紹介してきましたが、ディーラーのなかには、客をカモにするような営業を行なうところもあります。
そのようなディーラーの餌食にならないように、最低限の知識は勉強し、ディーラーの提案を鵜呑みにせず、「提案を呑んだのだから少し負けてよ」といえるようになりましょう。
中古車は値引きが難しい?理由やお得に買う方法
次は中古車の値引き交渉について考えていきます。ここまでは、あくまで新車の値引きについて紹介してきました。
しかし、新車に比べ中古車は値引きをしてもらいづらいといわれています。
こちらでは中古車の値引きが難しい理由や、中古車をお得に買う方法について見ていきましょう。
中古車は新車より利幅が小さく値引きしづらい
中古車が値引きをしてもらいづらい一番の理由は、中古車は利幅が小さいためです。
中古車は、そもそも低価格で販売されている上、他社との競争もあるため、販売店はかなりギリギリな価格設定をしています。そこから値引きしようものなら、赤字になってしまうことも。
新車は値引き前提で、1割くらい盛られて価格設定がされているということもいわれていますが、中古車はすでに販売店がギリギリまで値引きした金額を提示していると考えるべきでしょう。
オプション値引きや無料サービスの獲得を目指すのが良い
中古車をお得に購入したい場合は、オプションの値引きや無料サービスを狙うのがいいでしょう。
各中古車販売店には、さまざまなオプションが用意されています。それらのオプションは販売店が独自に用意しているものなので、値引きやサービスをしてもらうこともできます。
たとえば、カーコーティングや車検&法定点検のメンテナンスパックといったオプションは、販売店の利益も十分確保できます。
このように、中古車の場合は本体から値引きをするのではなく、オプションやサービスの獲得を目指すのがおすすめです。
あえて『値引き交渉をしない』メリットとデメリット!3つずつ紹介
最後に、あえて値引き交渉をしないメリットとデメリットをあわせて見ていきます。
値引き交渉をしないメリット
まずは、値引き交渉をしないメリットから見てみましょう。
- 時間や手間を削減できる
- ディーラーと長期の関係を構築できる
- キャンペーンや特典をサービスしてもらえる可能性が高まる
時間や手間を削減できる
値引き交渉をしなければ、その手間や時間をなくすことができます。
車の購入の際には、書類の用意や手続きといった手間もかかるので、慣れてなければそれだけで結構な時間を取られます。
そのうえで値引き交渉をしたら、かかる時間はかなりのものに。
それでも値引きを手放すのは少々もったいないですが、値引きの手間や面倒さからは解放されます。
ディーラーと長期の関係を構築できる
もし、ディーラーと長期的な関係を構築する場合は、値引きをしないか控えめにしたほうがいいかも知れません。
ディーラーにとって値引き交渉は、あまりしてほしくないものです。値引き交渉をしてこないお客さんは、それだけで非常にありがたいお客さんでしょう。
さらにディーラーと長期的な関係を構築する場合、長い目で見て利益が取ることもできるので、無理に値引き交渉をする必要もなくなります。
キャンペーンや特典をサービスしてもらえる可能性が高まる
値引き交渉を一切しなければ、その分別の特典やサービスをしてもらえる可能性が高くなります。
やはりいいお客さんには「サービスをしてあげたい…!」と考えるのが人情です。
ディーラーにいいお客さんと思わせればこっちのもの。あとはディーラー側からさまざまなサービスの提案をしてもらえるでしょう。
そうはいっても悪徳ディーラーもいますが、普通以上のディーラーであれば、このようなサービス精神は持ち合わせているはずです。
値引き交渉をしないデメリット
値引き交渉をしないメリットの次は、一切値引き交渉をしないデメリットも見ていきましょう。
- 新車は値引き前提の価格設定されている
- 限界値引きを引き出せない
- 客をカモにするディーラーもいる
新車は値引き前提の価格設定されている
実は、新車は値引き前提の価格設定がされています。
…と、いうとやや大げさですが、実際に10%までの値引き程度なら利益が確保できるような仕組みになっています。
定価で車を買うのは、高掴みをしている考えておきましょう。
限界値引きを引き出せない
実際に交渉をしなければ、限界までの値引きは引き出せません。
値引き交渉を一切しなくても、値引きやサービスを提案してくれるディーラーも多いですが、積極的に限界までのサービスはしてくれないでしょう。
もしも、限界ギリギリまで値引きやサービスを引き出したいのであれば交渉が必要不可欠です。
客をカモにするディーラーもいる
残念なことに、客をカモにするディーラーもいるのも事実です。
多くのディーラーは、善良でお客さんのことを第一に考えていますが、一部の悪徳ディーラーはいかに客を口車に乗せてお金を払わせるかしか考えていません。
このように、客をカモにするようなディーラーから身を守る意味でも、値引き交渉の心得はあったほうがいいでしょう。
値引き交渉をする意味のない車も存在する(レクサスなど)
値引きをしないメリットやデメリットを考える以前に、そもそも値引き交渉の意味のない車もあるので注意しましょう。具体的にはレクサスが値引き交渉の意味のない車に該当しますね。
クラスによっても違いますがレクサスの本体値引き相場は3~7万円程度。高額な価格に比べたら雀の涙程度です。
しかし、オプション値引きや下取りアップを狙うことで、レクサスのような車でも実質値引きを獲得できます。
以下ではレクサスの値引きのテクニックを紹介していますが、値引きの難しい車種で共通して使えるテクニックです。
レクサスに興味がなくとも一度目を通してみてください。
下取り車の査定で騙されていませんか?
新車を購入するときは下取り車の査定額をディーラー任せにしていませんか?その場合は、20万円以上安く査定されている可能性が高いです。
心あたりがあるなら、この方法で交渉してみてください。査定額が20万円以上アップするケースもあります。
使用した査定サイトは『ナビクル車査定』です。
利用は完全無料なのでとりあえず、査定額だけを調べてみる利用も全然ありだと思います。
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