マツダ2

【新型マツダ2】高速道路の走り、静粛性はどうか?

マツダ2(デミオ)と言えば気になるのはディーゼルモデルの走りだと思います。

高速を走る人なら、高速道路での加速や静粛性なんかも気になりますよね。

気になれば試乗に行けばいいのですが、高速道路を試乗するのって難しくないですか?

「高速で試乗させてくれないと買わない!」

なんて言えば試乗させてくれるかもしれませんが、かなりメンタルが強くないとこんなの言えませんよねー。

そこで今回は私がマツダ2(デミオ)を高速道路で運転したときの試乗レポートをしたいと思います。

高速での走行性能が格段に向上した

マツダ2高速
高速でのチェックポイントとしては、

1.安定して走れるか
2.乗り心地はどうか
3.合流はスムーズにできるか
4.追い越し車線での加速はどうか

この点についてチェックしていきたいと思います。

1.安定して走れるか

今回のマツダ2(デミオ)はエンジンばかり注目されていますが、実は車全体にスカイアクティブが適用されて刷新されています。街乗りではその効果を実感することができませんが、高速道路にでると、先代までのデミオは何だったのかと思うほど、安定して走れていることが実感できます。80km~100kmほどで走っているときはほとんどぶれることもないので、安心して乗っていることができます。

ライバルのヤリス(ヴィッツ)やフィットなどもそこそこ安定していると思いますが、マツダ2はちょっと群を抜いている感じがしました。ヨーロッパの車のように剛性も高く、乗っていて安心できます。高速道路で長距離を運転する機会がある方にはお勧めしたいです。

ビシッと直線を安定して走れる車って日本のコンパクトカーのクラスでは他にないと思います。ヨーロッパの車だとたくさんありますが、200万以上して高価ですからね。この値段でここまでしっかりした車を買えるのでかなりお買い得だと思います。


このようにツイッターでも直進安定性が良いと言われていますね。

2.乗り心地はどうか

マツダ2高速_乗り心地
出典:https://www.mazda.co.jp/

高速での乗り心地は素晴らしいです。段差を乗り越えでもサスペンションが吸収してくれ、ステアリングもどっしりして、乱れることはありません。また、段差による突き上げも少ないです。乗り心地は1ランク上のクラスのレベルにあり、かなり落ち着きがあると感じました。


実際に乗った人も欧州車のような乗り心地になったと言っていますね。

3.合流はスムーズにできるか

高速道路に乗るときの第1関門は合流ですよね。合流するときに怖いのはなかなか加速せずに十分な速度がでないまま、車線変更しなければならない状況になることです。こうなると変更先の車線の後ろから車が迫ってきて入れなかったり、ぶつかりそうになったりするので、かなり焦ってしまいます。

しかし、マツダ2(デミオ)のディーゼルエンジンだとそんな問題は全くありません。アクセルを踏み込むと力強い加速によりあっという間に80km以上になるので、合流で困ることはまずないでしょう。


このようにディーゼルのマツダ2だと合流で困ることはなさそうですね。

4.追い越し車線での加速はどうか

高速を走っていると
「前の車がおそいな~」
と感じて、追い越し車線から追い抜くシチュエーションって結構あると思います。追い越し車線に入った時に限って、後ろから大きな車や高そうな車が迫ってきたりして、焦ったことはないですか。

すぐに元の車線に戻れば良いのですが、追い越している途中だと追い越し終わるまでは戻れません。パワーのない車で追い越すのって時間がかかるので、その間はずっと後ろからの煽りに耐えなけえればならなくなります。なんだか嫌な汗が出てしまいますね。

今回のマツダ2なら2500cc並のパワーを持っているので、追い越し車線にはいってもスーッと加速してあっさりと追い越すことができます。後ろの車から煽られることも、ほぼないはずです。


やはりトルクがあるようで追い越しも楽なようですね。

マツダ3(アクセラ)と比較して高速での性能をチェック

マツダ3高速
出典:https://www.mazda.co.jp/

マツダ2(デミオ)にはマツダ3(アクセラ)と同じ考え方で、スカイアクティブの設計されているところも多いそうです。それが高速でどのように表れているかチェックしてみたいと思います。

走りはマツダ3(アクセラ)に劣るが高速での加速は力強い

今回、高速を乗ってみた率直な感想としてはマツダ初の1.5リットルディーゼルエンジンがもたらす走りの印象は、『マツダ6(アテンザ)』やマツダ3(アクセラ)より、やや劣る印象でした。ですが、ディーゼルのもつ太いトルクはマツダ2(デミオ)のエンジンでも十分に感じ取ることができました。

アクセルレスポンスはいい意味で先代より穏やかながら、2.5リットル車並みのトルクを持つため、さすがに力強い印象でした。またガソリンエンジンのように高回転まで気持ちよくに回り切るところがこのエンジンの特徴だと思います。普通ディーゼルエンジンだと低回転域を得意とするんですが、高回転域は苦手なんです。

ですがマツダ2のエンジンは高回転も良く回るので、高速道路で踏み込んでもスーッとスピードが出るんです。また低回転域のトルクもあるので、追い越し時の加速なんかもとても力強いものがあります。当然坂道や急こう配もグイグイいける力があります。


軽いマツダ2の車重にディーゼルの組み合わせは高速でもグイグイ加速してくれるようですね。

高速での長時間運転に向いている

マツダ2(デミオ)はオルガン式のペダ配置がとても自然で、ドライビングポジションを決めやすいんです。マツダ3も同じような配置だったので、設計の考え方は同じだと思います。

ドライビングポジションがビシッと決まると、高速で長時間運転していても疲れにくいです。身長175cmの私でも悠々とドライビングポジションが決められました。


このように、マツダのイメージが変わるほど高速では疲れにくいと言われています。

遮音性、静粛性はマツダ3(アクセラ)にはやや劣る

これだけトルクのあるエンジンだし、ディーゼルエンジンなので気になるのは音だと思います。特にエンジンが良く回る高速道路が気になりますよね。パワーがあってもうるさかったら高速もあまり乗りたいと思いませんもん。

実際に乗ってみてエンジンを回してみると、気になるのはエンジン音ではなく風切音でした。エンジン音はとても抑えられていて驚きました。昔のマツダ車と言えばエンジンを回すとうなりをあげていたものです。これがエンジン音だ!と言わんばかりに。

ですが、今回のエンジンはとても静かで、踏み込んだ時は多少音はするものの、不快な音ではなくエンジンの回る気持ち良い音だと感じました。

逆に気になったのは風切音です。これってよく似た話がトヨタのプリウスにもあるんです。エンジンはとても静かなんだけど、風切音がうるさいと良く聞きます。マツダ2(デミオ)はコンパクトカーなので、遮音、集音まではお金をかけられないことが原因だとは思いますが、せめて上位のグレードにはこの辺も改善してもらえれば、さらに洗練されて良い車になるのではないかと思います。


走行性能に関しては満足しているようですが、風切り音は気になりやすいようですね。

[note]こちらのページでは一般道を試乗して気が付いた良いところ悪いところを紹介しています。人気のページなのでおすすめです。
デミオで厳しく評価!一般道を試乗して見えた良いところ悪いところ[/note]

今後のコンパクトカーに変化の兆し

コンパクトカーのクラスにクリーンディーゼルモデルが加わることは、ハイブリッドがけん引してきたコンパクトカー、エコカーの勢力に大きな影響を与えると思います。この車の登場でこれからのコンパクトカーのクラスがどうなっていくのか楽しみです。

今回の市場は高速がメインでしたが、高速以外でのフットワークも素晴らしいです。適度なキビキビ感があり、ドライバーとクルマの一体感を味わることができます。カーブや山道でのふんばり感、しっかりとロールする安心感、安定性は高く評価できると思います。誰でも走りやすく扱いやすい車だと思います。

ヤリス(ヴィッツ)やアクア、フィットとは全然違う味があるので、まだ乗ったことのない方は是非マツダに行って試乗してみてください。

マツダ2高速
出典:https://www.mazda.co.jp/

新型マツダ2(デミオ)を安く買うには?

マツダ2高速_安く買う
ここまで読んで頂きありがとうございます。

これからマツダ2(デミオ)を購入しようとしている人に1つ気を付けてほしいことがあります。それは

慌てて契約をして値引きで10万円以上損をした・・・

こんな人がかなりいるんです。

実際にマツダ2を購入した人たちの体験談を次の記事で紹介しているので、損をしないためにも参考にしてみて下さい。

マツダ2(デミオ)の値引き体験談をレポート。相場や限界を分析してみた

 

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