プリウス 値引き

新型プリウスで残クレを使うと20万円以上損をする

新型プリウスが欲しいけど、月々の支払いを安くしたいと思う方は自分で残クレを調べたり、ディーラーの営業マンに残クレを勧められたりしていませんか。残クレと言えば

  • 月々の支払いが3,000円
  • 車検費用がかからない
  • 3年毎に新車に乗り換えられる

こんなメリットがあるので、すごくお得な気がしますが、正直私は胡散臭くて利用したいとは思えません。私の性格はお得な話を聞くと何か裏があるんじゃないかと疑る癖があります。例えば、「携帯電話だと実質ゼロ円です」と良く聞きますが、あれは携帯電話の本体料金を強制的に10万弱の2年ローンを組まされる仕組みですからね。気が付いたら借金をしているんですよ。怖い世の中になりました。

今の世の中怖いのは、携帯電話の実質ゼロ円の件だけではありません。お得に見えて実は騙されていることは日常茶飯事なので、残クレにも絶対裏があると私は読んだのです。当然、新型プリウスの残クレにも何か裏があると私は見ています。

そこで、今回は残価設定ローン(残クレ)の悪い面について徹底して調べたので紹介したいと思います。しつこいようですが、残クレみたいなお得な話の裏側はお金を儲けたい人たちの罠が仕掛けられていますから、罠にかからないように自分の身を自分で守らなければなりません。

残クレのデメリットはトヨタやホンダ、マツダの公式サイトでは絶対に教えてくれない。むしろ秘密にしておきたい情報ですからこのページでよく理解して、利用してもらえると幸いです。また、新型プリウスでは残クレがお得なのか、損なのかにも迫りたいと思います。

そもそも残クレって何?

残クレって何?

偉そうに残クレに裏があるとか罠があるとか散々言っていますが、実はこれまで残価設定ローン(残クレ)については全く知りませんでした。なぜかと言うと、残クレは悪だと決めつけていたので知りたくもなかったんです。食わず嫌い状態だったので気持ちを改めて、今回は素人でも分かるように残クレを紹介します。

残価設定ローン?残クレ(残価設定クレジット)?何が正しいのか

残クレって、残価設定プランや残価設定ローン、残価設定クレジットと色んな呼び名があってホント紛らわしいです。ホンダでは残価クレジット、トヨタでは残価設定プランと呼んでいることが多いようです。呼び名がバラバラで混乱しますが、車業界全体としては残クレが共通認識なので、この記事では以降は残クレで統一したいと思います。

残価ってなに?

残価は聞きなれませんが、シンプルに言えば将来の車の売値です。200万の車の5年後の残価が100万円ということは、5年後に販売店が100万円で買取りを保証するということです。それならいっそのこと名称を「売値保証クレジット」とか「売値保証ローン」とかにしてもらえれば、利用する人が分かりやすいと思うんですが、販売関係の偉い人がこのページ見てくれることを祈ります。

毎月の支払いが少なくなる仕組み

200万の車を頭金なしで60ヶ月(5年)のローンを組むと、毎月約4万円の支払いになります。ところが残クレの場合は残価の支払いは毎月の支払から除外することができます。なので、残価が100万円場合は毎月の支払いは半額の約2万円で済むわけです。ちなみに除外した残価の扱いは支払い後にどうするのか自分決めることができます。

支払い後は2パターンから選ぶ

支払いが終わった後、残価をどうするのかは2パターンから選ぶことができます。トヨタやホンダのサイトでは3パターンと言っていますが、シンプルにすると、車を返却するか、車を買い取るかの2パターンです。

1.車を返却する

支払いが済んだ状態では、車はあなたが所有していて、残価は販売店が負担している状態です。なので、車は返却する必要があります。

2.車を買いとる

支払いが済んだ後も、同じ車を乗り続けたい場合は、残価分を支払う必要あります。

残クレは乗った分だけの価値を支払う

まとめると残クレは簡単に言ってしまえば、乗った分の価値だけお金を払っています。200万で買った車が5年後100万で売れるなら、5年で100万円値下がりする想定です。その値下がりする分だけ、あなたが支払うのが残クレです。もし、この説明で「ほうほう」と思えたら残クレについてはかなり理解できていると思います。

残クレは想像以上に銭を失う

さて、本題の残クレのデメリットです。こういう情報はトヨタやホンダのサイトではこんなことは教えてくれないので、ここで情報収集していってください。

残価は安く設定されているので損

残価は将来の車の売値(買取額)ですが、これを販売店側が保証してくれています。5年後の残価が100万円だったら、5年後に確実に100万円で引き取ってくれるわけです。実はここに大きな落とし穴があります。5年後の残価(買取額)は販売店側が決めているので、販売店側が必ず儲かる価格なのです。単純に言ってしまえば、5年後に買取業者に売りに出した方が10~20%高く買い取ってもらえる可能性が高いです。

ただ、残クレの場合は5年後に他の業者に高く売れないので、販売店の言い値で引き取ってもらうしかないのです。そもそも残価を支払っていませんからね。

返却時は追加費用が掛かる

支払期間が終わりいざ返却しようとすると、追加費用が掛かるケースが多々あります。返却の条件に5万キロ以内、1ヵ月の走行距離が1000km以内などの条件が実はあり、それ以上になると残価が減り、その分追加料金を支払わなければならないのです。「そんなの聞いてないよ」と言いたくなりますが、契約書にはきっちり書かれているので、逃れることは出来ません。

車検費用が掛からないのはウソ

トヨタやホンダなどの販売店が車検代はかからないと言っているのは、3年プランの場合だけです。3年プランというのは3年分だけ支払って、その後は違う車に乗り換えること意味しています。車検の前に買い替えてしまうわけですから、車検代がかからないのは当然ですよね。

5年乗る場合は3年目とには普通に車検代がかかりますし、5年以降も乗り続ける場合は5年目も車検代はかかります。車検代がかからないなんて言うのはウソですから勘違いしないようにしましょう。

毎月3000円支払うと最終回がめちゃくちゃ厳しい

残クレでは毎月3000円からと宣伝されていますが、あれは無理があります。毎月3000円だと5年間の支払期間があったとしても18万の支払いしかできません。5年間で100万円を支払う場合は残りが82万円です。これを年2回のボーナスから補填するので、ボーナス月は追加で約10万円の支払いが必要です。

ここで忘れてはいけないのは最終回の支払いです。最終回は残りの金額を全て支払う必要があるので、ボーナス月でなくても10万の支払いが待っています。なんとか毎月3000円支払っているのに、急に10万支払えと言われても困りますよね。

新型プリウスでは残クレを利用すべきではない

失敗

率直に言えば新型プリウスでは残クレを使用すると損をします。一番の問題は数年後に車を買い替えるときの下取り額です。リッター40kmを超える車なんて他のメーカーも簡単には作れないので、新型プリウスの燃費は5~6年たってもトップ10には余裕でいるハズです。5~6年たっても新型プリウスはまだまだ健在なので、おそらく高値で売れます。その証拠に、先代の3代目プリウスも高値で取引されていますからね。こんな状況が想定できるのに残クレを使うと、販売店に残価を安く設定されるので20~30万は損をすることになるんです。

ちなみにナビクル車査定を使えばすぐに査定額を画面で確認できますが、メーカーの査定額よりも20万程高く買い取ってもらえます。

ナビクル車査定
こんな風に。プリウス以外も高く買い取ってもらえるので、車の買い替えを予定している方はナビクル車査定で査定すると損をすることはありませんよ。

『ナビクル車査定』の詳しい内容はこちら
ナビクル車査定
将来の下取り額を考えると、月々の支払いが楽になるからといって安易に、残クレを選ばない方が良いです。むしろ少し背伸びをしてでも、一括購入か普通にローンを組むべきです。ちなみに販売店が設定している残クレの金利は、銀行などのローンに比べると2~3%高いので金利の面でも損です。

残クレを利用しないで、新型プリウスを安く買うには?

プリウスカラー_安く買う

プリウスを安く購入しようと思うと、重要なのは値引き。

ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…

値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い

ということです。

この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際にプリウスを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。

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