カタログ燃費40km/Lで話題の新型プリウスですが、旧型のプリウスは内装が安っぽく
「200万以上する車の内装ではない」
「内装の質感がプラスチック!」
と散々な言われ様でした。
今回の新型プリウスでは安っぽいイメージは消えたように思えますが、これだけ叩かれていた旧型プリウスの内装ですから正直言うと新型もかなり心配です。そこで今回は、新型と旧型の内装を比較して何が良くなったのか、逆に残念なところは何処なのか調査したので紹介したいと思います。
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内装の見た目を新型と旧型で比較
まずは目につくところから比較します。
収納スペースが増え、使い勝手が良くなった
ラゲッジスペースが普通のガソリン車並みに!
先代よりもラゲッジスペースは56L広くなりました。これはバッテリーが小型化したので、これまでよりもラゲッジの床を下げることが出来たためです。ゴルフバックだと4つ積むことが出来るようになり、ハイブリッドカーだから「荷物があまり乗らない」とか、「狭い」といったハンデはなくりました。
メーターが見やすく、インパネが先進的に!
メインディスプレイがカラーで見やすく
画像:新型プリウスの内装(メーター)
4.2インチカラーTFTメーターが採用され、スピードメーター、ハイブリッドシステムの状態などを鮮明に表示してくれます。旧型のプリウスは白黒表示でしたが、今回からカラーとなりすごく見やすくなりました。
ヘッドアップディスプレイもカラーに!
画像:新型プリウスの内装(ヘッドアップディスプレイ)
ヘッドアップディスプレイはダッシュボードの上あたりで、スピードメーターやHVシステムの状態を表示してくれます。これがあると視線を落とすことなく運転ができるので、集中できます。旧型は白黒であまり見やすいものではありませんでしたが、新型ではカラーになったことで可視性がグッと良くなりました。
インパネがより先進的なデザインに
画像:新型プリウスの内装(インパネ)
大きなディスプレイをメーターが巻き付くような形をしています。まるでコックピットのようです。実はこのデザインはMIRAIとよく似ているんです。トヨタのデザインは5年後をイメージしているので、まさに未来を感じさせるインパネですね。
旧型が発売された時も未来をイメージしたデザインで話題になりました。今旧型を改めてみても、古臭くは感じません。
フロントは質感が向上し、あたたかみのあるデザインに
画像:新型プリウスの内装(フロント)
旧型にはなかった温かさがある
旧型のプリウスは無機質で、機械的なイメージでしたが、今回の新型プリウスにはハンドルやコンソールにホワイト加飾が設定されていて温かさがあります。これはSグレード以上で選ぶことが可能です。
各グレードの特徴についてはこちらで紹介しています。
→新型プリウスの価格から考えて、失敗しないグレードはこれだ
内装のカラーの質感が良い!
旧型の方は明らかにプラスチックに感じるグレーの色でしたが今回の新型プリウスの内装色は、Eグレードを除いてクールグレーとブラックが用意されています。素材がプラスチック(樹脂)には変わりないのですが、写真でもわかるように色が違うだけで明らかに質感は良くなっています。
目立たないところも良くなっている!
ハンドルが手によく馴染む
画像:新型プリウスの内装(ステアリング)
写真ではなかなか分かりづらい部分ですが、ハンドルもゴルフクラブのようなグリップ感。合成皮革が使われていて、手にフィットします。滑りにくいですし、こういうのはありがたい進化だと思います。
座り心地が良くなった。長時間座っていても疲れない
画像:新型プリウスの内装(シート)
新型プリウスのシートは
- 腰に負担が少ない骨盤角度
- 素材や厚み包み込まれるようなフィット感
こんな工夫がされているので、長時間ドライブでも疲れにくくなりました。旧型プリウスは凸凹した道の反応が、体にダイレクトに伝わってきていましたが、今回のシートではそういうこともなくなりそうです。
ちなみにこれ、旧型プリウスにシートカバーを付けたものです。旧型はシートがしょぼくてシートカバーがめちゃくちゃ流行りました。今回の新型プリウスはシートの出来が良いので、シートカバーが流行ることはなさそうです。
ドアを閉めた音がレクサス並?
これは見た目では全く分からないところですが、ドアを閉めた時の音がめちゃくちゃ進化しています。旧型のプリウスはドアを閉めた時の音は軽自動車のように「バーン」と軽い音がしていました。しかし、新型プリウスではドアを閉めた時に高級車のドアを閉めた時の様なズッシリと重い音がします。
この音を出すのにはレクサスと同じ技術が使われているそうです。ドア周りに隙間がなく密閉されているので、こんないい音がでるのだとか。車内へ入ってくる外部の音も遮断されるので、高級車並の静けさです。
新型プリウスの内装の残念なところは?
良いところばかり紹介してきましたが、もちろん悪いところもあります。
相変わらず天井が低い
運転席に座ると175㎝の私でぎりぎりです。前を確認するのに少しでも伸びあがると頭をぶつけてしまいます。それでも運転席は旧型よりは20mmだけ高くなっているようです。後部座席はこれまでと同じ高さのようなので、背の高い人が乗るときは要注意でしょう。
相変わらず後ろが見にくい
運転席に座って後ろを振り返った時に思ったのは
「バックカメラは必須だな。」
ということです。旧型同様に後ろはめちゃくちゃ見にくいです。
まとめ:新型プリウスの内装はユーザのことを考えて旧型から進化した!
旧型の安っぽさはすっかりなくなりました。同じ価格帯の車と比較しても劣ることはなく、むしろ他車にはない先進的な内装に仕上がっています。天井の低さや、バックが見にくいというのは相変わらずですが、先代で不評だった大部分は改善しているので、購入しても十分に満足できるレベルに達していると思います。
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