フルモデルチェンジされ燃費が改善された新型ヴォクシー。
ガソリンモデルとハイブリッドモデルの二種類が用意されており、ハイブリッドモデルに至ってはWLTCモード燃費で23.0km/Lをマーク*
(*4wdでは22.0新型)
ですが、これはあくまでカタログ燃費なので
「実際に走ってみたら全然違う!」
なんてことは、よくあることです。
そこでこの記事では独自調査した新型ヴォクシーのハイブリッドやガソリンモデルの実燃費についてレポートしたいと思います。
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新型ヴォクシーのカタログ値WLTCモードは?4WDの燃費は悪くない
まずは新型ヴォクシーのWLTCモードをチェックします
グレード カタログ燃費
[WLTC]S-G 15.0km/L S-Z 15.0km/L S-G 4WD 14.2km/L S-Z 4WD 14.2km/L S-G ハイブリッド 23.0km/L S-Z ハイブリッド 23.0km/L S-G ハイブリッド E-four 22.0km/L S-Z ハイブリッド E-four 22.0km/L 7人乗り・8人乗り共通
出典:https://toyota.jp/
車体の重いミニバンながらコンパクトカー並みの燃費です。
新型ヴォクシーで新たに追加されたハイブリッドの4WD(E-four)はFFモデルと1km/Lしかかわらないので、燃費を気にすることなく4WDが選べるのは嬉しいですね。
ヴォクシーの実燃費は?ガソリンとハイブリッドを比較
ヴォクシーの実燃費です。e燃費の燃費達成率を参考にするとこのようになります。
エンジン | WLCT | 実燃費 |
ガソリン FF | 15.0km/L | 11.1km/L |
ガソリン 4WD | 14.2km/L | 10.5km/L |
ハイブリッド FF | 23.0km/L | 17.6km/L |
ハイブリッド 4WD | 22.0km/L | 16.9km/L |
この実燃費はあくまで平均値なのでこれよりも良くなる人もいるでしょうし、逆に悪くなる人もいるでしょう。
例えば、寒い地域だと暖房や暖機運転が多くなるので、実燃費は落ちてしまいます。逆に暖かい地域であれば、燃費は伸びる傾向があります。
ヴォクシー VS ライバル車の燃費対決(ガソリン車)
続いて、ライバル車との燃費を比較しました。比較対象はヴォクシーがライバル視しているホンダのステップワゴンと日産のセレナです。
車種 | カタログ燃費 計測方法 |
実燃費 |
ヴォクシー (ガソリン) |
15.0km/L WLCTモード |
11.1km/L |
ステップワゴン (ガソリン) |
13.6km/L WLCTモード |
10.9km/L |
セレナ (S-Hybrid) |
13.8km/L JC08モード |
9.73km/L |
カタログ燃費、実燃費ともに新型ヴォクシーが一歩リードしています。
ヴォクシーに搭載されたダイナミックフォースエンジンの燃費効率が良いようです。
ステップワゴンも新型ヴォクシーほぼ同じですが、こちらはダウンサイジングターボの効果でしょうか。
ちなみにセレナのS-Hybridは軽のエネチャージみたいなもので、燃費に大きくは影響されないのでガソリン車と考えて良いと思います。
ヴォクシーの燃費計を見ながら燃費を改善!
みんカラでヴォクシーを乗っている人の中には、平均実燃費に届いていない人がいました。けれどこの程度の差は運転の仕方次第で逆転できると私は見ています。
0.1でも燃費が良い車に気持ちが傾くと言っていた私ですが、結局はヴォクシーが好きなんです。なので、ステップワゴンの野郎に実燃費で上回る燃費向上テクニックを調べてみました。
どの車でもそうですが、燃費を向上させるには車両重量と空気抵抗が大きく関わってきます。しかし車両重量に関してはミニバンである以上、人や荷物を載せることが比較的多くなってしまうので軽くするという選択肢が取りにくいですよね。
以上を鑑みて、押さえておきたいポイントを紹介していきます。
- ガソリン車は夏場のクーラーで燃費が低下し、
ヒーターでは燃費が低下しない - 高速道路で巡航する時は100Km以上の速度を出さない
- チョイ乗りは可能なかぎり避ける
- 極力、荷物を減らして車両重量を下げておく
主に対策を打てるのが空気抵抗対策で、とにかく速度を抑えて走ることが重要になります。あとは下り坂などでうまく加速しておき、無駄にアクセルを吹かさない努力をするのも重要ですね。
また、ミニバンならではの問題ですが、乗車人数が多くなればなるほど車内の温度管理が重要になります。夏場などはどうしても後部座席にも冷気を回さなくてはならなくなるので、燃費が下がり気味です。
しかし同乗者を苦しめてまで燃費を達成するのは愚の骨頂ですよね。夏場は仕方ないので諦め、冬場に燃費を稼ぐようにしたほうが賢明です。
3日間、過ごした時間に走行距離も今までのレンタカーの中で最長になったヴォクシー。燃費は14.5km/l。車中泊時にちょっと使った無駄分含んでも結構いい部類か。 pic.twitter.com/uEORdoDg37
— BlaZeエンジニア (@blaze_nb6c) November 15, 2015
燃費の良い秋にヴォクシーを走らせていた人がいました。この方は14.5km/Lも出ているようですね。このように、運転の仕方や環境によって実燃費は大きく変化することがよくわかると思います。
新型ヴォクシーでは平均実燃費が大きく改善された
最後に、現行車と旧型車との平均実燃費を比較です。かつての燃費と今の燃費を比較することで、ヴォクシーがどのように燃費を向上させていったのかチェックしました。
向上しているなら買う価値ありだと思うのですが、新型でも向上していないケースもあるのでけっこう重要なチェックポイントだと私は考えています。
比較したのは2001年型と2007年型、現行の2014年型のヴォクシーです。
型式 | 平均実燃費 |
2001年型ヴォクシー 60系 | 9.07Km/L |
2007年型ヴォクシー 70系 | 10.27Km/L |
2014年型ヴォクシー 80系 | 9.79km/L |
2021年型ヴォクシー 90系 | 11.12km/L |
こうして見てみると、旧型車から徐々に燃費が向上していっているのがわかりますね。ただ見る人によって、数値としては大きな変化がないと思うかもしれません。
ですが、着実に年を経るごとに低燃費化とその技術が向上しているので、新型は買う価値ありでしょうね。
ヴォクシーを安く買うには?
これからヴォクシーを購入しようと考えている人は
「ガッツリ値引きしてほしい!」
これが本音ではないでしょうか。ですが、そう思っている人にちょっと気を付けてほしいことがあります。
それは…
値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い
ということです。向こうは毎日のように値引き交渉しているプロですから、普通に交渉すると
「あ、、、大した値引きもないまま契約してしまった・・・」
ということはザラにあるんですよ。
これドラクエで言えば、レベル1でラスボスに挑むようなものです。
レベル1でゾーマには絶対勝てませんよね・・・
この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際にヴォクシーを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。
⇒トヨタヴォクシーの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?交渉体験談をレポート